金融アドバイザー、デイブ・ラムジー氏が教える賢い家の買い方
デイブ・ラムジー氏は何者か
デイブ・ラムジー氏はアメリカはテネシー州に1960年に生まれました。
テネシー大学で金融学と不動産を学び卒業しています。
在学中の18歳のときに始めて不動産を他人に売却したそうです。
1986年には不動産業で4億円ほどの資産を作りましたが、彼に融資していた銀行と他銀行のごたごたで融資額の即刻支払いをしなければならなくなり、1988年に自己破産しています。
その後個人の資産管理相談などを受け付け「金融的平和」などの本を出版し現在はデイブ・ラムジーショーという自分のラジオ番組を持っています。
今回紹介する彼のラジオ番組のタイトルは
家を買うのに一番良い方法です
ラムジー氏のご両親が不動産業を営んでおり、彼も自然とその道を選択し、大学で学ぶ事になったのでした。
18歳を過ぎて3週間たったときに不動産業のライセンスを取得し、その後数週間後に不動産業者として初めて住宅を販売しました。
不動産業界を愛していた事、いかに情熱的で魅力ある人々がそこで働いていたかについて語っています。
それでも業界にいた人でラムジー氏を嫌っている人もいます。それは彼がいつも人々に「準備がなく、お金もないなら家を買うな!」といつも言っていたからです。
全ての人が家を買うべきではない
不動産業界とアメリカの文化が全ての人が住宅を有するべきだという誤った情報を長年人々に垂れ流してきました。
家を買う人には祝福が与えられるべきで決して災いがもたらせれてはいけないと氏は強調しています。
一文無しの人がローンを組んで住宅を購入して欲しくありませんし、住宅を購入したことによって一文無しになって欲しくもありません。
無一文の状態で家を手に入れるとマーフィーの法則のように次から次へと不測の事態が起きます。
お湯がでなくなったり、雨漏りがしたりというような家のトラブルなどです。
頭金を出すのに貯金の全額を突っ込むべきではありません。
毎月の支払額が家賃と同じだからという理由でマイホームを購入してはいけません。
全ての人が住宅を手に入れるべきという悪しき文化を信奉するのをやめなければなりません。
アメリカ人が住宅購入のためにやるべきこと
ラムジー氏がアメリカ人に伝えている住宅の買い方を見て行きます。
全てが日本人に当てはまるわけではありませんのでそこはご注意ください。
頭金はなるべく多く貯めなさい。20%が理想的である。
理由は頭金が購入額の20%を超えれば高額のPMI(個人抵当保険)の支払いが免除されるからです。
2000万円借りた場合の月々のPMI支払いは1万5000円ほどになります。
これだけ月々の支払いに上乗せされます。
15年より上のローンを組んではいけない。
アメリカでの住宅ローンは10年から50年のものがあります。その中でもポピュラーな年数は15年と30年です。
2004年から2014年の間で15年ローンを組んだ人は14%で30年ローンは61%と30年ローンの方が
人気があります。
理想は15年金利固定ローンで頭金は20%あり、月々の支払いが月収の四分の一以内になることです。
これが将来家庭に金融危機が訪れないローンの組み方だとラムジー氏は言っています。
そのような組み方ができないのであれば住宅購入はやめたほうがよいとのことです。