元犯罪者の更生を支援する中溝観光開発の社長は神
前科前歴は12犯の不動産管理会社の社長の社会貢献
博多にある有限会社中溝観光開発の社長である中溝茂寿さん(57歳)はかつて暴力団に入っていたこともあり、前科前歴は12犯で服役期間も22年ほどあるということで人生の大半を刑務所で生きてこられました。薬の売人もしていたそうです。
しかし今では過去の全ての悪い関係を断ち切り、「自分みたいな馬鹿な人間を作りたくない」その一心で会社を元出所者、元犯罪者に開いて何度も裏切られながらその姿勢を変えずに社会貢献を続けていらっしゃいます。
従業員の半数以上が元受刑者だということです。
法務省の協力雇用主として元受刑者の就労支援をしています。
日本の元犯罪者の再犯率は50%で貧困にも直結
刑務所から出所した元受刑者が社会復帰するのは大変です。まず職を見つけるのが難しい。
元受刑者への偏見や差別の目も厳しい。そして刑務所に収監されている間に家族や友人と疎遠になってしまったり、元々真に頼れる人間がいなかったりします。
そうなると頼れるものもおらず、結局はまた犯罪に手を染めるしか生きる道がなかったりするのです。
たとえ自分の意志で本当に真っ当になろうと強く誓っている者でも世間が厳しいと居場所がなくなってしまいます。
家庭環境が悪くないのに生まれながらのサイコパスであるせいで殺人などを犯してしまう精神病由来の人間を救うことは難しいですが、家庭環境が劣悪で貧困から逃れるために仕方なく犯罪を犯して生き延びてきたような不憫な方が救われない社会はとても厭な世界だと思います。
ですから新宿駆け込み餃子や中溝観光開発のような元受刑者を積極的に受け入れてくれる会社が増えると私達にとっても喜ばしいことだと思います。それは一度は犯罪に手を染めた者も再チャレンジできる世の中であれば、犯罪自体も減るからです。
万引17最少女を完全に更生させた素晴らしい中溝社長
更生を誓って入社した17歳の女性。小さい頃から実の父に虐待を受け、母親が再婚した義理の父は優しかったが自殺してしまうという複雑な家庭で育ち、高校も行かずに無職。
未成年でありながら飲酒した状態で万引して補導歴が多いという理由で保護観察がついている状況です。これは少女院に送られる一歩前段階の処分だそうです。
実父にすすめられて中学2年の頃から酒を飲んでいたというとんでもない家庭で育っています。
繁華街である中洲にあるラブホテルの掃除をすることになります。中溝社長は風俗産業の汚いところばかり見せることで本人が風俗業に走らないようにするとのこと。
真面目に生きてきた人間には考えつかないような発想です。恐れ入りました。
入社2週間で一旦会社にこなくなりますが、5日無断欠勤したあと再びやってきます。新しい制服を渡され、元受刑者の従業員にも応援されなんとか戻ってくることができました。
そして数カ月後には今までの悪い人間関係を立ち切り、資格のための勉強まで始めます。
最終的には高卒認定の試験を受けるまでに成長します。結果は残念でしたが、一教科でも受かってそれを積み上げれば高校卒業資格が得られるでしょう。
このように一人の人間が立ち直れば、その周りの人々にも良い影響を与え、社会が少し明るくなるのです。
この番組が放送されて全国から支援の依頼が殺到しているということは、まだまだ中溝観光開発のような会社は世の中に少なく困っている人々がいかに多いかわかります。
この動画を見てうちでもやってやろうか!という会社が少しでも増えたらと思います。
京都産業大学で元受刑者の社員達が学生に講義
京都産業大学の法学部の生徒さんたちが前に中溝社長の元で体験入社していたこともあり、元半グレの社員さんを含めあの17歳だった女性も大学でスピーチをしました。
半グレや不良、犯罪行為を続けていれば接点がなかったであろう若者同士の交流です。素晴らしい試みです。
同志社大学という西の横綱私大でも性犯罪が行われたニュースが記憶に新しいです。また日本全国の数多くの女学生がパパ活に手を染めています。
中溝社長は言います。「若者を騙すことはとても簡単だ」と。このような講義は学生の脳裏にも長く焼き付くでしょうし、未来の犯罪の芽を摘み取ることにもなります。
中溝社長の社会貢献は益々広がって行きます。本当にありがとうございます。