材木王 ティム・ブリクセスがビリオネアから転落し15億円の負債者に

2019年7月27日

かつて世界で7番目の価値の大豪邸を所有していたティム・ブリクセス

上の画像は木材王、不動産ディベロッパー、レコードプロデューサー、そしてソングライターのティム・ブリクセス氏が所有していた155億円の大豪邸です。

モンタナ州のスキーリゾート(これもブリクセス氏が所有)の隣にたてられた豪邸でスキーリゾートまでのリフトが家と直結しています。

裏庭がスキー場というスキー好きの人間にはこの世の天国のような住まいでした。

2006年にティム・ブリクセス氏は最も裕福なアメリカ人リストであるフォーブス400に載っていました。総資産額は1300億円でした。

しかし2008年スキーリゾートの倒産、2009年に離婚、2011年の総資産額は200億円とわずか5年の間に1100億円も失いました。

2012年氏のスキーリゾートであるイエローストーンクラブの所得税57億円を支払うことができず、破産してしまいました。

2018年債権者とようやく和解

ブリクセス氏がスキーリゾートから違法に何十億円ものお金を入手していたと裁判で長年争われてきましたが、3億円という比較的小額で和解が成立しました。

債権者は引き換えに氏に対する525億円の訴訟を取り下げることになりましたらか払えるか払えないかは別としてブリクセス氏は得したことになります。

3億円は不動産開発業のある人物が出す代わりにブリクセス氏が起こしている損害賠償の裁判をその人物が引き継ぐことで同意されました。

イエローストーンスキーリゾートはブリクセス氏の3番目の妻エドラさんと共に1990年代後半に設立しました。

セレブたちに大うけのリゾートとなり会員権の所有者には元副大統領のダン・クエール氏や、ビル・ゲイツ氏、シンガーソングライターのジャスティン・ティンバーレイク氏などがいました。

クレディ・スイス(チューリッヒ本社のユニバーサルバンク)もリゾートに375億円を貸し付けており、全額戻ってはきませんでした。

貧しい家からの立身出世

オレゴン州の貧しい家に生まれたティム・ブリクセス氏は週に5回スパムを食べて育ったそうです。

彼の両親はJesus Name of Onenessという地元のカルト集団に属していました。

高校を卒業後製材所に就職し後に製材所を自ら経営し倒産させること2回、それでもめげずにビリオネアになりました。

ブリクセス氏は現在69歳負債額250億円です。復活することができるでしょうか。

全米が彼の次の動きに注目しています。

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