オリガルヒの大富豪ロマン・アブラモヴィッチの豪邸と巨万の富入手経路と生い立ち

ロマン・アブラモヴィッチの総資産は約1兆3000億円

125億ドルであります。フォーブスの富豪ランキングでは2019年現在107位です。

1966年ロシア生まれで2019年現在まだ52歳です。市民権はイスラエルに持っています。ユダヤ系ロシア人です。

サッカーがお好きな方にはイギリス・プレミアリーグのチェルシーFCのオーナーと言えばピンと来る人も多いのではないでしょうか。

2003年に経営危機だったチェルシーFCをアブラモヴィッチ氏がポケットマネーで250億円以上の金をだし買い取ったことで大きなニュースとなりました。

全部お読み頂ければ、アブラモヴィッチ氏ほどではないにせよ、人生を成功に至らしめる真理の一端が垣間見ることができます。どうぞお楽しみください。

アブラモヴィッチ大富豪への成り上がりダークドキュメント

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上の動画は2016年に公開されたロマン・アブラモヴィッチ氏のドキュメントです。

ソビエト連邦の崩壊後に弱冠38歳で巨万の富を築いたアブラモヴィッチ氏ですが、氏は自らの過去やどのようにして富を構築し、現在のポジションにいるのかについては語りたがりません。

Sibneft(シブネフチ)はロシアで5番目の規模の石油会社ですが、そのオーナーの一人がアブラモヴィッチ氏です。

1970年代にソビエト政府は何千人もの労働者をシブネフチ周辺の地に送り込み石油を採掘させました。その後アブラモヴィッチ氏を含むごく少数の人間がロシアの石油業界を牛耳るようになりました。

ロシアの市井の人々が生活に喘ぐなか、殆どの天然資源は少数のオリガルヒの手に渡っています。

両親を幼い頃に亡くし孤児として育った彼は1990年代初頭に資本主義に走り、車のタイヤからおもちゃまで何でも扱い頭角を現します。

オリガルヒのボリス・ベレゾフスキーに可愛がられる

そしてロシアの振興財閥(オリガルヒ)のトップで数学者から実業家に転身したボリス・ベレゾフスキーと知り合うことになり、可愛がられ、ボリスが興したシブネフチの管理を任されたりするようになります。

ベレゾフスキーはメルセデス・ベンツ、ボルボ、ゼネラルモータース、クライスラーや本田の代理店ビジネスでロシアにマーケットを作り大儲けしたとインタビューで豪語しています。

ノウハウがあるかということよりも誰とコネクションがあるかということの方が重要だった時代です。エリツィン政権時の大物政商として暗躍したベレゾフスキーは「ファミリー」とか政権の黒幕とも呼ばれました。

プーチン政権になりオリガルヒを一掃しようとしたためベレゾフスキーはイギリスに亡命、そしてアブラモヴィッチもイギリスに住んでいます。

イギリスにはロシアから亡命してきた金持ちオリガルヒが大勢いてコミュニティーを形成しています。

エリツィン政権へのサポートの見返りに天然資源を入手した

アブラモヴィッチは28歳の時にベレゾフスキーと知り合い、エリツィンの次女タチアナと将来その夫となるワレンチン・ユマシェフを紹介されその3人は政界に大きな影響力を与えるようになりました。

当時アブラモヴィッチはファミリーの財布と呼ばれており、エリツィンを含む政界や経済界を牛耳るメンバーの資産管理もしていたようです。

エリツィンとオリガルヒ達が潤う中庶民の生活は急激な民主化に追いつけず益々貧しくなるものが増え、共産主義に戻すことを主張するものもでてきました。

しかしオリガルヒはメディアをほぼ手中に入れていたため反共産主義のキャンペーンで国民を洗脳しエリツィンは再選されるのです。

エリツィンを再選させた見返りとしてアブラモビッチを含むオリガルヒ達は天然資源を得ることになったのです。

以上がこのドキュメントの大筋です。

共産主義が倒れ資本主義化したときにいち早く勝機を掴み儲けて政界に入り込み、不正に天然資源を強奪して成り上がったのがアブラモヴィッチ氏を含むオリガルヒということですね。

アブラモヴィッチ氏のロンドンにある大豪邸

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ロンドンのケンシントンにある氏の大豪邸は168億円。

2016年の段階でこのお屋敷がそんなに広くないので、地下に巨大プールとサウナを作る計画がありました。

図面まで公開されています。

既にあるプールがあまりよくないものなので、埋め立ててスタッフルームとして使う予定とのこと。今は2019年なのでもう地下プールはできているかもしれませんね。

この家だけではなく世界中に邸宅やホテルの最上階を購入していたりとものすごいです。

アブラモヴィッチ氏の所有するスーパーヨットイクリプス

世界で二番目に大きなプライベートヨットだそうです。名前はイクリプス(日食)。

1200億円くらい。ロシア国民の知らないところで政界に切り込み、国民の財産である天然資源を強奪して得た富の一部がこのヨットということですね。

このレベルの大金持ちになるためには悪いこともしないと無理だと感じました。

しかしその反面、何を知っているかより誰を知っているかがお金持ちへの近道であるということは一つの真理であるのではないかと感じました。

お金のためだけに人脈を作ることは関心できませんが、自分の周りにいる人々がお金だけではなく精神的にもなにかをもたらしてくれる人間なのか、また自分自身は周りになにかをもたらせる人間なのかを一度見つめ直すことも重要だと思います。