ブラジルの大富豪リリー・サフラのとんでもない豪邸

ブラジルのビリオネア・リリー・サフラの総資産額

高卒独身年収200万、ワープア太郎です。こんにちは。
一生お金とは縁がない身分の私です。

5200億円の総資産額を持つブラジルのリリー・サフラ氏は2018年のフォーブス世界の長者番付では1756位にランクインしていました。

そして去る2022年7月9日に87歳でお亡くなりになりました。

チェコスロバキアで鉄道エンジニアをしていて父が南米に移住し、ウルグアイ人でロシア系ユダヤ人の母と出会い、リリーさんはブラジルのリオデジャネイロで生まれ育ちました。

中学の社会でも学びましたがリオのビーチ沿いに高層マンションや高層商業ビルが建てられそれらを見下ろす崖に貧民の粗末な住宅がびっしり建てられています。金持ちの豪奢な暮らしが丸見えなことは貧乏人にはとても残酷です。

大金持ちは貧民に監視されています。悪いことはしないようにしましょう。

“O dinheiro nao compra felicidade, mas a pobreza compra infelicidade”という格言がブラジルにはあります。

お金自体が幸福を保証しないが、貧困状態は不幸をもたらすことを意味しています。

4回の結婚で莫大な資産を形成・構築

リリーさんの最初の結婚は17歳でした。

メリヤス会社の資産家であるマリオ・コーエン(イタリア系ユダヤ人)と3人の子供を設けましたが、10年ほどで離婚しました。

2回目の結婚は彼女が31歳のときにブラジルの電化製品を扱っていてたアルフレッド・モンテヴェルデ氏(ルーマニア系ユダヤ人)とのものでした。

一人養子を取っての結婚生活でしたが、結婚生活をスタートして4年後の1969年にモンテヴェルデ氏は全財産を妻のリリーさんに残して自殺しています。

夫の死後1ヶ月でリリーさんはイギリス・ロンドンに移住します。

彼女の財産を管理してくれた銀行家のエドモンド・サフラ氏(セファルディム系ユダヤ人)と結婚しますが、サフラ氏の親戚との折り合いが悪く離婚します。

次は同じくセファルディム系のユダヤ人でセールスマンのサミュエル・ベンダーンと結婚しますが、わずか2週間で離婚します。

1976年、彼女が42歳のときに再びエドモンド・サフラ氏(シリアのユダヤ人)と結婚します。ですから彼女の名前は現在もリリー・サフラです。

エドモンド・サフラ氏はブラジルにリパブリック銀行を創設して支店を増やし、世界にも自身の金融帝国を築こうとしていました。

しかしエドモンド・サフラ氏は麻薬がらみのお金や資金洗浄の疑いなどきな臭いビジネスにも手を染めていた疑いがあり、1995年にモナコの自宅で放火によって殺害されました。

犯人として捕まったのはサフラ氏のボディーガードでした。8年服役しましたが、無罪を主張しています。

エドモンド・サフラ氏は全財産の半分を複数のチャリティーに寄付し、残りは親族と妻リリーに分け与えられました。

リリーが獲得したのは800億円です。

4回の結婚相手は全てユダヤ人です。そしてうち二人が自死と他殺。良くない想像力を掻き立てます。

かつてレオポルド2世の物だったヴィラレオポルダを所有していた

2代目ベルギー国王レオポルド2世が住んでいたVilla La Leopoldaの動画です。

この建物は65歳だったレオポルドが16歳の愛人のために作った邸宅ですが、彼の死後はその愛人は建物から追い出され、甥であるアルバート1世の所有物となりました。

第一次世界大戦中は軍の病院として使用されていました。

その後所有者が複数回変わりましたが、1987年にエドモンド・サフラの手に渡り、現在ではロシアのオリガルヒが所有しているようです。

生前結構な慈善活動をされていたリリー・サフラさん

リリー・サフラ氏はは、数多くの財団、組織、慈善団体を支援しました。

彼女は医学研究や人道救援を支援するためにエドモンド・J・サフラ財団の会長を務めました。

同時にエドモンド J. サフラ財団倫理センターをハーバード大学に設立。財団あるあるの支援金ネコババ問題等を防ぐために、1,200万ドル以上の寄付を行ったりもしました。

この態度はどこかの誰かさんとは大違いです。⇒クリントン財団の闇

彼女は多くのアートコレクションを所有しており、その一部を販売して寄付金を得たこともあります。また、ジュエリーや宝石も販売し、その利益を慈善団体に寄付しました。

サフラはさまざまな緊急救援活動にも関与しました。2005年のハリケーン・カトリーナの被災者支援のためにアメリカ赤十字社を支援しました。また、ハイファ大学の学習障害研究のためにエドモンド・J・サフラ脳研究センターを設立するために貢献しました。

彼女は宗教活動や教育、健康ケアに関する研究にも多額の寄付をしました。

エルトン・ジョン・エイズ財団や各地の病院、大学、研究所などに寄付し、さまざまなプログラムや施設の設立を支援しました。

リリー・サフラは、幅広い分野で慈善活動を行い、多くの人々の支援に貢献しました。彼女の寄付や支援により、教育、医療、人道援助などの分野で多くのプロジェクトが実現しました。

社会貢献はしっかりなさった方のようです。ご冥福をお祈りします。

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