ソフトバンク経営危機?目立つ不安材料。有利子負債を完済できる日はくるか

2019年4月14日

ソフトバンクが行った海外大型買収の復習

2013年アメリカの携帯電話会社スプリント・ネクステル・コーポレーションを216億ドルで買収。日本円で約2兆円。

経営不振でスプリントはTモバイルUSとの合併に乗り出すものの頓挫中。

ソフトバンクグループにとってスプリントは完全にお荷物となっていて有利子負債の大部分はこのスプリントのものとなっています。

同じく2013年携帯端末卸売業のアメリカブライトスター社を完全子会社化。

ブライトスター社の創業者はマルセロ・クラウレ。

彼は現在スプリント社のCEOをしています。またソフトバンクグループのCOO(最高執行責任者)も兼任しています。

2016年、スプリント買収を超える約3兆3000億円で買収したイギリスの半導体設計大手アームホールディングス。

パソコンではなくスマホやタブレットに使う半導体や最近では自動車の自動運転に使われる半導体でも躍進しています。

しかし設備投資と人員増員を急激に拡大させすぎて赤字をだしているそうです。

ソフトバンクグループの投資して拡大していくスタイルがアームにも適用されている状況。

ソフトバンク、ボストン・ダイナミクス社買収

2018年アメリカのロボット開発会社ボストン・ダイナミクス社買収。

この会社は軍事用ロボットの研究開発をしていて、国防高等研究計画局(DARPA)からの資金的後ろ盾もあった企業です。

アメリカの軍事に関わる会社をソフトバンクが買収できたなんて驚きです。

米軍はもう一段階上の研究に移行したのでボストン・ダイナミクス社は用済みということなのでしょうか。

2016年にまずグーグル社が買収しており短期で利益がでないという利用で売りに出していたのをソフトバンクが買ったことになります。

グーグルが捨てたものを拾ったというのも不安材料です。

AIやロボットはこれからの時代を担う花形産業ではありますが、それでお金を稼ぐのは大変難しいのです。

同社のロボットSpotMiniは竹中工務店の建設現場で実験的な使用を現在実験的にしている初期段階です。実際に何か作業をしているわけではなく現場内を動き回ってモニタリングのみしているようです。

アリババやファーウェイ、ZTEなど中国企業との結びつきが強いという懸念

中国IT大手アリババグループホールディングの筆頭株主はソフトバンクです。

2000年に孫正義氏がちょっと会っただけで20億円投資したそうです。勿論投資した相手はアリババグループの会長ジャック・マー氏(馬雲)。

マー氏はソフトバンクグループの取締役でもあります。孫さんもアリババの取締役をしています。

winwinの関係を誇示するようにポーズを取るジャックマー氏と孫正義氏

ソフトバンクグループは2016年に4%売却しましたが現在もアリババの株を約30%ほど持っています。

アメリカのファーウェイ包囲網に適切に対処できるか

アメリカとファイブアイズ(イギリス、カナダ、オーストラリアニュージーランド)の国々によるファーウェイ包囲網が益々強くなっています。

ファーウェイ、ZTEの通信設備機器の導入に関してはソフトバンクは以前からしています。

NTTドコモと楽天はこの2社とは取引がなく、KDDIは一部ZTEの製品を使っている可能性があると回答しています。

ソフトバンクは今後政府の方針に従い、中国製品からヨーロッパ製品へのシフトをしていくことになっています。

ファーウェイが取引している日本企業は約80社ありそのうちで大きい企業は京セラ、ジャパンディスプレイ、パナソニック村田製作所、住友電気工業です。

携帯会社だけではなくファーウェイ使用禁止は国内産業にも大きな打撃を与えることになります。

いずれにせよソフトバンク経由で様々な情報が中国に筒抜けている可能性は否めません。

アームジョイントベンチャーArm China VCが中国で事業開始

2018年5月に中国でアーム49%、中国の投資家が51%出資してジョイントベンチャーが立ち上がりました。

つまりイギリスの半導体とアメリカのロボット技術もソフトバンクを通じて中国に流れることになります。

電気自動車会社テスラも中国で工場を建設しています。

こうなると中国に今後重要になってくる全ての分野の先端技術が集中してしまうことになります。日本人としては非常に嫌な気分になります。

加えて中国はAI2030という国家戦略を打ち出しており2030年までにAI産業で世界のトップに躍りだすとしています。

サウジアラビアジャーナリスト殺害事件とムハンマド皇太子の関与

毎年10月にサウジアラビアの首都リヤドで開かれる経済投資フォーラム(フューチャーインベストメントイニシアチブ)別名砂漠のダボス会議の2017年の様子です。

左の白髪女性はIMF(国際通貨基金)のクリスティーヌ・ラガルド専務理事。彼女は時期ヨーロッパ中郷銀行の総裁になることになりました。

孫さんはムハンマド皇太子の隣と最上級の席に陣取っています。

2018年は孫さんは会議で講演予定でしたが、サウジアラビア政府に批判的だったジャーナリス、トジャマル・カショギ氏殺害事件を受けて講演も出席も土壇場で中止しました。

先ほど大阪で開かれたG20にこのムハンマド皇太子も来ており世界から批判の声が上がりました。

ムハンマド皇太子の事件への関与も取り沙汰されるなか、フォード、JPモルガン、ウーバーなどのトップが会議への参加を取りやめました。

事件が与えたサウジアラビアの悪い印象をみな被りたくないわけです。

2017年の砂漠のダボス会議で場所を変えても皇太子の隣に座る孫氏。

スターゲストととして呼ばれていたようです。

ムハンマド皇太子の向かって左に座る女性はオンラインメディアハフィントンポスト(現ハフポスト)の創設者アリアナ・ハフィントン氏。

彼女は現在自分が起こした企業スライブグローバルのCEOをしています。一体何をやりたい会社なのかホームページを見ていても良くわかりませんけど。

ソフトバンク決算によるとソフトバンクビジョンファンドの増益が凄まじい!

話それましたが、ソフトバンクグループのソフトバンクビジョンファンドはサウジアラビアの公共投資ファンド(PIF)から合計10兆円もの出資を受けています。

ブルームバーグを筆頭にCNNやニューヨークタイムズなどのメディアも参加を見送った未来投資イニシアチブ会議。孫氏も参加中止を決意せざるを得ませんでした。

11月に発表されたソフトバンクグループの2019年3月期中間決算は
売上高  4兆6539億円(前年比プラス6%)
営業利益 1兆4207億円(前年比プラス62%)

増益62%ですが、そのほとんどはソフトバンクビジョンファンドによるもので国内の通信事業からは1%の利益しか出ていません。

ソフトバンクとヤフーが共同開発のQRコード決済ペイペイの不正請求問題

キャッシュレス化を進める理由をインバウンドでの取りこぼしがないように政府は2020年東京オリンピックまでに~とか2025年大阪万博までに~とか言っていますが、一番の目的はやはり税金をしっかり取ることでしょう。

そのためのマイナンバーというのもありますし。

ここに来てキャッシュレス化が加速していきそうです。

ソフトバンクとヤフーが共同開発したQRコード決済システムペイペイは過激なキャンペーンを打って浸透しそうですが、不正請求問題も沸きあがっています。

この問題は時間とともにセキュリティーも強化され鎮静化しそうであります。LINEペイもソフトバンク傘下ですしキャッシュレスでは国内では一歩ソフトバンクがリードでしょうか。

携帯のソフトバンク上場での公募価格割れ

すでに上場しているソフトバンクグループの子会社携帯ソフトバンクが上場するのは親子上場といいます。

上場による資金調達額は2兆6000億円と日本史上最高額となります。

因みに2位はNTTの上場で2兆2000億円です。1987年(昭和62年)のことでした。

その2兆6000億円は先ほど述べたソフトバンクビジョンファンドに使われると予想されています。

さて2018年12月19日、上場日。公募価格は1500円で初値はそれを超えるか注目されていましたが、1463円。

今回のIPOは証券会社も必死になってソフトバンク押しをしたらしく当選確率も1.1倍で多くの人が当選し、当日を迎えて落胆したことになります。

上場間際の12月6日に国内約3060万回線で4時間半にわたり通信障害を引き起こしたことも数ある不安材料に加えて公募価格割れに繋がったと思われます。

上で述べたように国内通信業からは1%の利益しかでておらず、上場で得たお金は全てソフトバンクビジョンファンドにつぎ込まれるのであれば携帯ソフトバンクに投資する意味は非常に薄れてしまいます。

有利子負債15兆円をソフトバンクははたして完済できるのか

ソフトバンクの2018年現在の有利子負債は13兆から18兆円の間で各メディアに報じられています。

売り上げを豆腐のように一兆二兆と数えられるようになる!と宣言していた孫氏ですが、負債も同様に数えられるようになってしまいました。

もちろん資金調達して投資して利益も雪ダルマ式に増やしているので悪いとは言えません。

そしてアリババ株を全て売れば有利子負債もゼロになるという可能性もあります。

ですが携帯や通信など実業からの利益で成長するのではなく、投資で利益を出す投資会社になってしまっています。

投資や買収をし続けないと会社の存続が危ぶまれます。

すでに自転車操業状態といえるのかもしれません。

トヨタはソフトバンクと組んで正解なのか

2018年10月4日トヨタとソフトバンクがモビリティーサービス(自動車の自動運転など)で業務提携することを発表しました。

トヨタは業績が良いにもかかわらず、これからの自動車業界がカーシェアリングの普及や自動運転が発達してくるようになり一寸先は闇と危機意識をしっかりもちこれからに備えようとしています。

さすがトヨタです。

一方これまで見てきたようにソフトバンクは危機感というよりも正に危機に面していると言えます。

この提携を機にソフトバンクは巻き返しを図ることができるのか、それともトヨタのお荷物になってしまうのかまだまだ孫正義氏とソフトバンクグループの動向から目が離せません。

携帯ソフトバンク、ヤフーBBの解約でトラブル頻発

先日ヤフーBBをなんとか無事解約できたのですが、手続きが煩雑で最悪でした。

ウェブで完結できると思っていたのですが、あちこちたらいまわしにされて面倒なページをいくつも観覧させられた挙句、電話で解約手続きしてくれとされ、ブチギレそうになりました。

しかし今度は電話にかけても繋がらず日を改めましたがやっぱりつながらず、相当しんどい思いをしてなんとか処理することができました。本当に不親切極まりないです。

携帯のソフトバンク解約でも不当に料金を請求されたりとのトラブルをネットで探すと山ほどでてきます。

IDやらなんやらを紛失してしまったかたは本当に解約手続きがヤフーBBでも携帯でも大変困難なものとなります。

わざと解約しにくくして、隙あらば不当に料金をちょろまかそうというお達しが上からでているに違いありません。

他のキャリアも同様かもしれませんが、ストックビジネスのいやらしさをソフトバンクで私自身も味わっていて、この先政府主導の料金引き下げ問題に対してどのように対応するのかも見物であります。

ソフトバンクグループ2019年4月個人向け社債5000億円分発行して資金調達

携帯ソフトバンクの上場で懲りた個人投資家の方は絶対に買わないでしょうし、機関投資家から資金調達できないので個人の皆さんどうか宜しくお願いします!と言っているように聞こえてしまいます。

ソフトバンク9434は一度も公募価格1500円を超えないまま2019年4月現在まで下がり続けて1200円台にいます。

反対にソフトバンググループの株価は今年1月から上がり続けています。

4月12日にはITバブル時代以来の最高値をつけました。(1万1475円)

アメリカライドシェア・ウーバー上場ソフトバンクが筆頭株主

アメリカウーバーテクノロジー社が5月に上場することが決まりその筆頭株主がソフトバンクグループであることが判明しました。

日本では規制があるためウーバーを利用すると一般人ドライバーが送迎にくるということはありません。

しかし出前の配達をするウーバーイーツは徐々に全国に広まりつつありますね。

こんな会社の筆頭株主とはソフトバンクビジョンファンドのなせる技ですね。

ソフトバンクグループはもう完全なる投資会社になっていますね。

2019年5月10日ウーバー上場するもIPO価格を下回る

ウーバーは10日にニューヨーク証券取引所に上場しましたがIPO価格
である45ドルを下回る41ドルで取引を終えました。

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