ウクライナのオリガルヒ・ヴィクトル・ピンチュークの豪邸と財団

ウクライナのオリガルヒ・ヴィクトル・ピンチュークの豪邸と財団

ロンドンにも邸宅を持つヴィクトル・ピンチューク氏ですが、上の画像はフランスの邸宅です。森の中に佇んでいます。隣の家からも間隔があり、完全にプライベートを保てているようです。

ヴィクトル・ピンチュークは何者か

まるでマフィアのボスのような悪党面であります。

ヴィクトル・ピンチューク氏は1960年生まれのウクライナのオリガルヒでビジネスマンです。

ロンドンが拠点の投資顧問会社EastOneグループと高鉄パイプと鉄道車輪の会社インターパイプの創設者です。

2016年のフォーブス長者番付では世界第1250位で総資産は1400億円ほどです。

ウクライナでFakty i Kommentariiというタブロイド紙も所有しています。

1998年から2006年までの間に二期ウクライナで議員も務めました。

奥さんは元ウクライナ大統領の娘オレーナ・ピンチュークで夫妻はビル・クリントンとも仲良し

ウクライナ第二代の大統領レオニード・クチマ氏の娘がオレーナ・ピンチュークでヴィクトル・ピンチュークの妻です。

クリントン財団のいかがわしさについてはこちらでかきましたが、自国の政界はもとより各国の政界、経済界と好友を深めているようです。

オリガルヒで大統領の娘と結婚とか、かなり怪しげな人物と言えましょう。

ヴィクトル・ピンチューク財団はトランプのウクライナ疑惑に絡んでいる可能性

ウクライナ人の学生のための奨学金やウクライナの大学生が海外で学ぶための奨学金などを扱っています。

入場無料の現代アートミュージアムやキエフ経済スクールなどを設立して慈善活動をしているようです。

1994年から2005年の間にクリントン財団に対して10億から25億円程度を寄付しています。

2015年にはドナルド・トランプ財団に1500万円ほど講演料として支払っています。

トランプ大統領が民主党の大統領候補バイデン氏と息子に対する調査をウクライナ政府に対して要望したとされるウクライナ疑惑ですが、トランプ氏とピンチューク氏はすでにパイプが出来上がっていたのです。

一人あたりGDP30万円程度の貧国ウクライナでは利権が金で買えるのでしょう。オリガルヒが暗躍できる国なのですから。

バイデンの次男のハンター・バイデンが2014年から2019年まで役員を務めた会社Burisma Holdingsはウクライナの天然ガス会社です。

ハンターは中国にも手を伸ばしていて、中国の民間投資ファンドであるBHRパートナーズを共同設立していたのですが、父親が大統領に立候補している間、変に勘ぐられないために取締役を辞任しています。

とんでもない親子ですね。こんな輩が大統領になる可能性があるとは驚きです。

ヴィクトル・ピンチューク財団は協賛相手としてクリントン財団、エルトン・ジョンエイズ財団、ユダヤ人協会などがあげられています。