アフリカ・ボツワナの経済状態と金融ニュース
民主主義が根付き性情が安定しているボツワナ
南アフリカ共和国のすぐ真北にある国ボツワナ。1966年にイギリスから独立して現在はイギリス連邦の加盟国です。
独立してから内乱もクーデターも一度も起こっておらず、経済状況もよく長らくアフリカの優等生と呼ばれてきました。
しかしここ最近、若年層の失業率が高くなり治安も以前より悪化しているとのことです。
それにしても他のアフリカ諸国よりは総じて治安はよいようです。
9年前のボツワナ経済発展のドキュメント映像
注)こちらは約10年前に公開された動画なので現在のボツワナではありません。
フランスと同じ位の面積で3分の2はカラハリ砂漠で覆われています。
首都のハボローネはアフリカの様々な部族、ヨーロッパ人、インド人などバラエティーに富んでいます。
平和で治安も良いので住むにも働くにもアフリカでは最適です。
ボツワナの経済は安定しており政府によってよくコントロールされています。
英語も公用語になっており、他国とビジネスするにおいても法律の透明性や低いインフレ率もあり、やりやすい環境となっています。
・大自然を売りにした観光の更なる発展
・牛肉生産でより多くの外貨獲得の可能性
・税制優遇で外国投資を増加させる
上記3つの柱で経済発展を加速させたいという政府の考えのもとボツワナはアフリカの優等生として頑張ってきました。
ボツワナが投資とビジネスに向く理由2018
一番に上げられることは賄賂が横行していないことです。
発展途上国の多くは政治家も警察も誰も彼もが賄賂を要求しクリーンなビジネスを展開できる環境にありません。
しかしボツワナは賄賂を厳しく取り締まり、法律遵守を徹底指導しているようです。
そして国債の格付けが高いことは国際的にも認められていることと政府筋は誇らしげに言います。
S&Pの格付けでボツワナはA-となっています。かつて日本を抜いたこともあり大騒ぎになりましたね。
ボツワナからのEU市場アクセスは関税がかからないことも魅力の一つです。
ボツワナ人労働者は勤勉で識字率も82%と高く教育されており使いやすいとのこと。
イギリスから独立後の1967年からダイヤモンドが見つかる
独立前にダイヤモンドが見つかっていれば、悪の枢軸国英国は絶対にボツワナの独立を認めなかったでしょう。
独立後にダイヤモンドが見つかったことで、搾取なく国の繁栄につなげることができ、ダイヤモンドが今日のボツワナの発展に大きく貢献したことでしょう。
アフリカは全土ヨーロッパ列強によって搾取され続けてきました。近年は中国の詐欺まがいな進出があります。
アフリカの人々が真に豊かになれる日はもうじきくるでしょうか。