レッドブルひき逃げ事件にみるタイの金持ちと貧乏人の格差

2012年に上級国民レッドブル創業者のドラ孫が起こしたひき逃げ事件

高卒年収200万円、貧乏人日本代表のワープア太郎です。こんにちは。

2019年に起きた池袋暴走事件が記憶に新しいです。上級国民である元通商産業省技官であった飯塚幸三がプリウスミサイルで有名なトヨタの乗用車プリウスのアクセルとブレーキを踏み間違え暴走させ母子二人を死亡させました。

飯塚は自身の過失を認めず上級国民のおごりとしてマスコミも世間も大バッシングしました。日本でもほとんどが貧困層に没落しかけている中での権力者への怒りが煮えたぎっている証拠です。

さて2012年タイ発エナジードリンクレッドブルの創業者の孫(当時30歳)が運転するフェラーリがバイクの警官をひき逃げした事故が起きました。一旦逮捕されましたが幾ばくかの保釈金(200万円以下)を払ってすぐ保釈され、2017年にはイギリスに自家用ジェットで逃亡し事件の解明が長期化。そして2020年には警察は孫への全容疑を取り下げタイ国民は大激怒しました。

人を殺してもお咎めなしのタイ上級国民ボラユット・ユーウィッタヤー

レッドブルは日本でも人気のあるエナジードリンクですが、その発祥はタイ。この人殺しの祖父は2012年に亡くなった華僑で裸一貫から製薬会社TCファーマシューティカルズを創設しレッドブルで莫大な富を築きあげました。

彼の残した財産はフォーブスによると2兆円以上でこの孫も相続人の1人です。ファミリーは不動産業、レストラン経営、ワイナリーに加えタイ唯一のフェラーリの輸入代理店も手掛けておりこの孫がフェラーリに乗っていたのもそういうことです。

事故画像からみるとアホ孫の乗っていたのはフェラーリFF。3000万円以上します。

2017 年 9 月までに、捜査は一向に進まずスピード違反とひき逃げを含む 4 件の容疑で時効が満了しました。無責任殺人者である孫は裁判にも一度も来ていません。

その後警察は 無謀運転致死罪の時効である2027 年までに、容疑を起訴しなければなりませんでしたが2020年にそれを断念したという結果になりました。

タイでは貧富の格差を訴えるレッドブル不買運動が行われた

タイの調査会社スーパー・ポールによる世論調査に参加した人々の 91% が、タイの司法制度を信頼していないと考えており、82% は、この事件全体がタイの貧富の格差を象徴する国際的な恥辱であると考えています。

事件後殺された警察官の遺族に対してアホ孫の家族は10万ドル支払っているのですが、人1人殺しといてたった10万ドルかよ!とタイ国民は金持ちレッドブルに対して怒り心頭です。

レッドブルはタイ政府に賄賂を多額に支払い犯罪もなかったことにしているとタイ国民は考えていますし実際そうでしょう。2017年にアジア太平洋諸国の賄賂ランキングでタイは3位にランクインしています。因みに1位はインドで2位はベトナムです。

事件の容疑取り下げ以降タイではレッドブルボイコット運動がなされました。SNSでも#boycottredbullなどのタグが使われレッドブルがスポンサーをしている企業もボイコットするように触れ回る動きもありました。

たしかにレッドブルはスポーツマーケティングに秀でています。大きなところで言うとF1から小さいところでいうとスケボーの大会までスポンサーしています。

原価数十円のものを数百円で世界171カ国に合計98億本以上売り上げています。やることといえばコマーシャルしかないのです。

レッドブル、インドネシアのボロブドゥール寺院での不謹慎コマーシャルに謝罪

2016年のことですが、レッドブルはアスリートがインドネシアの世界三大仏教遺跡のひとつであるボロブドゥール寺院で当局の撮影許可なしに勝手にアクロバットなコマーシャルをとったことに対して公に謝罪しました。

パルクールに似たフリーランニングの選手が寺院の石造りの仏塔の間をジャンプしている動画は、ボロブドゥールが崇拝されている仏教遺跡であり国の象徴であるインドネシアで激しい怒りを引き起こしました。

あるシーンでは、アスリートが英語とインドネシア語の両方で「登山禁止」とはっきりと書かれた標識を通り過ぎてから、ユネスコの遺産に登録されている場所全体でアクロバットを披露しているのが見られました。

このコマーシャル動画は2016年3月18日にオンラインでアップロードされ、インドネシア人は怒り狂って政府はレッドブルに対して訴訟を起こすと宣言しました。しかしボロブドゥール遺跡への物理的な損害が確認されていないことを調査した後は警告に切り替えました。

このような道徳や規範など無視して目立てば良い、宣伝になれば良いという考え方は地球どこでも庶民には嫌われますよね。

世界で金持ちと貧乏人の二極化がすすむと世界規模のフランス革命のようなことが起こるのではないかと考えてしまいます。