成人している知的障害がある息子さんが電気・ガス・水道を使いまくり家計が逼迫

水道ガス光熱費を払うので精一杯で貯金が全く出来ない

私の知り合いのシングルファザーの家計事情を聞く機会があり、その凄惨さに開いた口が塞がらない状態になってしまいました。

世の中にはきっとこのようなケースがあるのではと思い記事にしようと思いました。似たような経験をしている真っ只中の方の一助となればと思います。

その方の家族構成は本人が50代の派遣社員、80代の軽い認知症のお母様、30代の知的障害のある息子さんです。早い時期に奥様と死別されています。

その3人で暮らしていて電気代が一番安い月で1万円、水道代1万5000円、ガス代2万円。夏だとおよそ月5万円。冬だと月10万円を超える時もあります。

寒い時期は電気代4万円、プロパンガス代4万5000円、水道代は変わらず1万5000円ほどとなっています。これで光熱費月10万円です。これに食費や車の維持費ガソリン代携帯電話代などで派遣社員の薄給はほぼ消滅してしまいます。

4人家族の電気代の平均は月1万2000円、プロパンガス9000円、水道代6000円(全て切り上げて多く見積もっています)合計27000円です。

知り合いのお宅は平均して電気代が月24000円、プロパンガス3万円、水道1万5000円で合計6万9000円です。3人家族ですが、4人家族の平均の2.5倍以上を光熱費にかけています。これはどう考えても異常事態です。

認知症の母親と知的障害の息子が光熱費を湯水の如く使っている

一戸建てを所有していますが、経済的には豊かではないので節電を口うるさくお母様と息子さんに指導しているようですが、日中は仕事に出ているため男性が家を空けている平日の二人の行動が管理できません。

息子さんは工場で働いていたこともありますがコロナで人員整理されてしまったとのことです。彼が家にいるようになってから電気代が跳ね上がったようです。

古いエアコンをフィルターの掃除をしないで使用、冬場は電気ストーブも使用。これらをマックスの温度で使いっぱなしにすると電気代は大変なことになります。

お父さんが仕事でいない間は認知症のお母さんも知的障害の息子さんも自由になんでもフルマックスで使っているに違いありません。漏電の可能性も電気を盗まれている可能性もプロパンガス業者にぼったくられている可能性も全て探りましたが問題はありませんでした。

認知症の方や知的障害の方の行動を変えることは難しい

家族だからどなりちらしてなんとかなると思うかもしれませんが、小学校2年生くらいで脳の発達が止まっている場合言っても理解してもらえないし、寒いと感じたらマックスの温度で暖を取ります。本能のままに動きます。それは彼らが悪いのではなくそのように生まれついたのですから仕方がありません。

ですからどなるのではなく物理的な対策をしないといけません。

電気ストーブの前で毛が燃えて煙がでても気付かない猫のようになっている可能性がありますから、電気代がバカ高い電気ストーブは撤去すべきです。

そしてシャワーヘッドを節水タイプに変えたりあらゆる水道の蛇口に節水ごまをつけます。

3000円せずにシャワーヘッドが節水タイプに変更できます。しかし水圧が弱く、シャワー時間が長くなってしまう可能性も否めません。1ヶ月様子を見てガス・水道代の請求書を見て継続設置するかどうか決めないといけません。

息子さんになんとか障害者手帳を取得してもらい障害者年金を受給したい

息子さんは病院に通って何らかの知的障害認定を受けていません。お父さんは極端に頭が悪いという認識しかないようで障害者手帳を取得できれば様々なメリットがあることも知らないでいます。

息子さんは3つある障害者手帳の中から精神障害者保健福祉手帳を取得できる可能性があります。発達障害(自閉症、学習障害、注意欠陥多動性障害等)が含まれているからです。

手帳取得のためには
1)市町村の窓口で精神障害者保健福祉手帳申請書をもらう
2)医者に診断書を書いてもらう
3)申請書・診断書を提出後、等級(1~3級)が決定され手帳交付。

息子さんは3級が取れるのではないかと思われます。

障害厚生年金は3級ですと最低保障額586,300円もらえますから月額にして48000円ほどもらえることになります。

また手帳を持った方が家族に一人いればNHKの受信料が無料になったり所得税・住民税の障害者控除が受けられたりと様々なメリットがあります。

知り合い男性も場合によっては所得税・住民税非課税になる可能性があります。

障害者手帳があれば障害者枠の就労が可能になる

障害者手帳があれば就労継続支援というものが受けられ仕事に就くことができます。就労継続支援A型とB型があり、A型は雇用契約を結びパソコンワークなど高度なことも含まれる業務、B型は短時間で単純労働が多いです。

知り合い男性の息子さんが家にいることで光熱費をガンガン無駄に使うので、昼間どこか別の場所にいてくれれば料金が下がります。その上少ないですがB型の単純労働で月1万6000円ほど稼ぐことになるのでお小遣いにはなります。

知り合い男性さんはパソコンもインターネットも家にないようなので情報弱者として生活なさっています。知っているのと知らないのとでは天と地の差が生じます。

積極的に情報を取りに行かない人は有利な情報が手に入ってもそれを行動になかなか移せません。なんとか私がお尻を叩いて行動してもらえるようにお手伝いしたいと思います。

最悪自分で動けないのであれば障害手帳申請代行業者などにお金を払ってやってもらうのもありだと思います。