アメリカの貧困都市ワースト5住みたくない町ワースト10
ワースト5 コネチカット州ハートフォード
CONNと書かれているニューヨーク州の南東にある州がコネチカット州です。
ハートフォードはコネチカット州の州都です。人口約12万人、世帯年収中央値$36,278、失業率12%、貧困率28.1%
ハートフォードの危険地帯夜動画
黒人が屯している酒屋に入っていく動画主はなかなかのチャレンジャーと言えます。
自転車で集まって時間を潰している黒人たちはまだ少年なのでしょうか。夜のこの地区は街灯がまばらですので犯罪やりたい放題といったところでしょう。
冬場はマイナス15度以下になることもあるハートフォードにはホームレスが大勢います。2017年のコネチカット州のホームレス人口は約3400人でした。
ホームレス用のシェルターも勿論ありますが、外でテントを張って生活しているホームレスもいます。よく凍死状態で発見されます。
ワースト4 ニューヨーク州ロチェスター
ニューヨーク州の北部に位置するロチェスター(Rochester)。
人口約20万人、世帯年収中央値$35,590、失業率10.2%、貧困率31.3%
写真フィルムのイーストマン・コダック社の本社があり、2012年に破産する前は工場で多くの雇用があり、町も賑わっていました。現在コダックは再建中ですが規模を相当に縮小しており雇用を捻出していません。
2017年に起きたハリケーン・マリアの影響でプエルトリコ人移民がロチェスターに多く流入してきたことも貧困率を上昇させている一因であると主張する人もいます。
ロチェスターの貧困街・昼間の様子ドライブ動画
路面状態の悪さが目立ちます。歩道にごみが散乱しています。木造住宅の外壁は何十年と塗り替えられた様子はありませんが、2階建ての家が多く駐車場もあり、路上駐車がそれほど多くはありません。
ワースト3 オハイオ州デイトン
オハイオ州の場所です。10位のトレドもオハイオ州でした。
人口約14万人、世帯年収中央値$32,540、失業率10.7%、貧困率30.6%
デイトンが貧しくなったのは中国のせい?動画
撤退して打ち捨てられた工場やホームレスの人々の暮らしがわかります。
2001年から2007年の間にデイトンは23000の職を失いました。地元の製造業の仕事は3分の1に減りました。
デイトンは工業生産衰退によるラストベルトの1都市です。
200人の人々が毎日食事を求めてやってくるシェルター。その4割、つまり80名はストリートホームレス。
電気が止まっている家でかろうじて生活している人もいるといいます。
自由貿易の名のもとに中国に仕事を奪われ結果アメリカが貧困に喘いでいるという風に考える人々がトランプ前大統領を筆頭に一定数います。
一方でアメリカ人口のトップ1%がボトム90%の資産と同等分持っているといういびつな構造こそに問題があると主張する人もいます。
悲しいことにFUYAO(福耀玻璃工業集団股份有限公司)のような中国ガラスメーカーはデイトンに2015年に工場を立て、アメリカの雇用に貢献しているという事実もあります。
ワースト2 オハイオ州クリーブランド
人口約38万人、世帯年収中央値$30,907、失業率13.2%、貧困率32.7%
クリーブランド・インディアンズ他スポーツチームが複数あるクリーブランドですが、スポーツ観戦などする余裕はないという市民が大勢います。
貧困シティー全米ワースト10にオハイオ州が3都市もランクインしています。良い時代もありましたが、スタインベックの怒りの葡萄での出発地がオハイオ州でした。
地主に追い出された家族が職と未来を求めてカリフォルニアに移動するのですが、オハイオ州はまた貧困州に成り下がってしまいました。
イーストクリーブランドの廃墟と住民インタビュー動画
ひび割れた道路、部分しか舗装されていない細い道、屋根が崩れたまま放置されているアパートのような建物。地域一体がゴーストタウン化しています。
3歳の時に殺人事件を目撃したこの青年はこの地域にはギャング組織が複数あり、廃墟では麻薬取引や売春が行われており、この地域でまともに暮らすには弾丸をよけないといけないし、ドラッグにNOといわないといけない。彼は働き一家を支えていますがそれだけで奇跡のように思えます。
クリーブランドの地元のニュースを見れば週にどれくらいの強盗や殺人がおきているかわかります。(19NEWS)
ワースト ミシガン州デトロイト
先程のオハイオ州の北がミシガン州です。全米ワースト貧困都市に選ばれたのがミシガン州デトロイト。
人口約67万人、世帯年収中央値$30,894、失業率15.7%、貧困率35.0%
デトロイトで一番危険な地域
2020年4月の動画です。ボロボロの道路、朽ちた木造住宅、廃墟、ゴミ、トラッシュ、ガーベッジ。
ゴミ箱ある家は人が住んでいます。廃屋と廃屋の間に人が住んでいる家がある。
撮影中に殺人事件がおきていて警察や野次馬で溢れかえっている場面があります。
デトロイトの殺人事件は年間686件だった1987年がピークで、近年では2014年に初めて年間300件を下回り、2020年は少し上がって327件でした。
犯罪率が下がってきているとは言え、ほぼ毎日殺人事件が起きているような状況です。