テスラを押すバロンキャピタル・ロナルド・バロン氏の大豪邸
ロン・バロンとは何者なのか
ロン・バロン氏は1943年生まれのアメリカの投資家、バロンキャピタル投資会社の創設者です。
彼はニュージャージー州のユダヤ人家庭に生まれました。
彼は13歳のときまでに冬は除雪作業、夏には芝生刈りやライフガード、浜茶屋の小間使いそしてウェイター、などのバイトをして合計1000ドルを貯めました。
そして父親に投資をしたい旨を伝えると、お前が18になったら大学費用の一部として必要だから全額くれるのであればやってもいい。
という理不尽な要求をされますが、それを飲み全額1000ドルを当時の巨大銀行に投資しました。
そして18歳までには4倍の4000ドルになっていました。
さすがユダヤ人です。このような金融教育を受けていたのでした。
103億円の豪邸は当時の最高記録
上の画像の豪邸はニューヨークのイーストハンプトンに2007年に103億円で購入されました。
個人の住宅としての価格は当時のアメリカでは最高のものとなりました。
バロン・キャピタル・マネジメント社のロン・バロン氏
この建物は油田探査会社シュルンベルジェの女子相続人である Adelaide de Menil氏の所有物でした。彼女からロン・バロン氏が103億円で購入したのでした。
中央の白いドレスのご夫人がシュルンベルジェの女子相続人Adelaide de Menil氏。おばあさんでありながら大変気品がありファッションもお金持ちそうです。
テスラを高く評価するロン・バロン氏
ロン・バロン氏はイーロン・マスク氏率いるテスラが2030年までに1兆ドル規模の会社になると推測しています。
現在のテスラの資産の20倍、30倍の規模になるとしています。
バッテリービジネスが6000億ドルの規模のコアビジネスに3年以内になる可能性は80%ほどあると思う。
広告によって人々の購入意欲を高めるような次元の話ではない。そう彼はいいます。
Airbnb的なビジネスが加速するであろう。テスラのオーナーは車を使わない時間他人に貸し出すことでお金を稼ぐこともできるようになる。
自動運転なので車が勝手に顧客を探して稼いでくるということも可能になる。
足元が少しぐらついている印象のあるテスラですが、ロン・バロン氏の予想は的中するでしょうか。
たしかにトヨタのような巨大自動車メーカーも自動運転がメインになる次世代においては苦戦が強いられると予想されています。
個人で自動車を所有する意味が薄れてくれば自動車のニーズ自体が低下しますから、自動車を作るよりもバッテリーを押さえてしまう方が独占・寡占できてビジネスとしてのうまみは莫大なものとなるでしょう。
ロン・バロン氏の総資産額は2300億円
彼自身時間を味方につけてきたことが大きいと言っています。
小さくて優秀な会社に長期投資し、大きく育つのを待つ手法で資産を拡大させてきました。
今後は自動運転分野、医療分野、不動産に注視していくとのことです。