アメリカ人の平均的家庭にはクレジットカードの借金が100万円ほどある

2019年5月16日

多くのアメリカ人はクレジットカードを正しく使えていない。

キャッシュレス大国アメリカ。

しかし中国のようにQRコードで決済するのではなく現在でもクレジットカードやデビットカードが主流です。

2017年のクレジットカードやデビットカード利用の危険について警告しているWCCO(CBSミネソタ)のニュースをみてみましょう。

情報を取るための英語学習法

2017年アメリカは2008年以来のクレジットカードでの借金額が高くなった年です。

平均的なアメリカ人家庭のクレジットカードによる負債額は9600ドルにも及びます。

何でもかんでもクレジットカードで支払うアメリカ人

週末の外食ディナー、ちょっと高価な靴、ショッピングモールでのお買い物、何にでもクレジットカードで支払います。

眼鏡の太った女性はインタビューでこう答えています。

「私の経験から言うと、クレジットカードの罠に若い頃にひっかかってたいしたことない金額だし今払わずいつでも払えるんだからと気軽に使ってそのうち金利がかさんで悪い状態におちいるの」

クレジットカードによる全米の総負債は1兆ドル!

1兆ドルをアメリカの人口3億人で割ると一人3333ドルになります。すさまじい借金額です。

ショッピングモールで昨日もクレジットカードやデビットカードで買い物したわ!というおばちゃん3人組はレポーターに「こんなに多くの人がクレジットカードで借金しているのを聞いて驚きましたか?」

との問いに「全く驚かないわ」と答えていて、私が驚きました。「分かってるんかい!」と。

ファイナンシャルアドバイザー、ジェイミーさんの提案

ジェイミーさん以下(ジ)
「多くの人がスターバックスやシューズや歯医者での治療費なんかにクレジットカードを使っているわね」

クレジットカードを日常的に使う人の多くが職についていなかったり健康保険に加入していなかったりするといいます。

ジ「支払う現金がない埋め合わせにクレジットカードを使っていると思うの。そしてこう考えるの、ある時点で収入が増えたり就職できたり臨時収入があれば支払えるだろうと。」

レポーター「必ずしもそうならないのだけど」

ジ「その通りです。」

飛行機のマイレージやその他の特典を得るために、月々の全ての支払をクレジットカードで支払っている人に関しては、

ジ「6ヶ月間の記録を見て一回以上支払が滞ったことがあるならその方法は賢明とは言えません。」

ジェイミーさんは緊急事態のためだけに1枚だけクレジットカードを所有することを推奨しています。

ドーナツやシューズを買うためにクレジットカードを使ってはならないという締めくくりです。

アメリカ人のスタバ貧乏はハンパない

画像はチェースクレジットカーズがアメリカで出しているスターババックスビザクレジットカードです。

特典は最初の3ヶ月以内に500ドル利用すれば6500個のスターがもらえます。

因みに150個でお好きな飲み物かパン製品が貰えます。

他には1ドル毎のスタバの利用で星一つ、指定のお店での2ドルの支払毎に星一つ、指定外のお店では4ドル毎に星一つ、稼げます。

年会費49ドル。

スタバのヘビーユーザー以外見向きもされそうにない特典です。

日本でもスタバ貧乏という言葉がありますが、アメリカ人はスタバの支払も勿論クレジットカードで支払ますので朝晩二回行くような人は知らない間に月200ドルとか使ってしまいます。

コーヒーに月2万円!

そしてこんな調子でクレジットカードを使いまくるからそんなに大きい物を買っていないのに貯金が全くできません。

スーパーマーケットで食品を買いに行くにも現金ならば予算を決めて買わないとオーバーして支払ができません。つまり買いすぎを防止することができます。

ついつい買いすぎてしまう本来不要なものが本当は貯蓄にまわるべきものなのです。

このようにして貯め込まず強制的にお金を使わされることによってアメリカ経済は回っています。日本や中国、その他の国がアメリカ国債を買わなくなったり売り出すとアメリカはデフォルトします。

どれだけ利用しているか確認しにくい
キャッシュレスシステムは馬鹿が使ってはなりません。

クレジットカード破産でアメリカ中産階級が消滅している話