お金2.0を読んでお金の価値とソーシャルキャピタルについて学んだ

2019年5月16日

株式会社メタップス代表取締役佐藤航陽氏の御本

もともと法律家を目指していた佐藤氏(1986年生まれ)ですが、法科大学院に行かないと不利になる制度に嫌気がさし早稲田大学を中退。

パソコンのパの字も分からない状態からプログラミングを独学で習得しホームページ作成会社を作ります。

そして2015年東証マザーズに上場。

確実に未来を予測しながら生きている方なので佐藤氏の思考は大変参考になります。

DMM亀山会長との対談、堀江貴文さんとの対談など見る価値がとてつもなくあります。

佐藤氏の考える新しい経済のルールと生き方

先進国での、物もサービスも飽和している状態で人は何を求め何にお金を使うのか。

フェイスブック、ツイッター、インスタグラムなどの各種SNS、ゲーム内課金、個人動画配信などによって人が得るものは他人からの承認欲求。

テレビなどのように一極からの一方通行ではなく、多極的分散的に双方向のコミュニティーがあちこちで個人からでも作ることができるようになり、そこで金品のやりとりも生じる。

会社勤めの選択肢しかない時代から個人でもなんとかなる(なんとかしなければならない)時代へ突入している。

お金の使い道が変わると経済もがらりと変わる

高い学歴いらない。車いらない。一戸建てのマイホームいらない。

海外旅行しなくていい。ファッション安くていい。食うもの食えればいい。

このように考える人が社会の大部分を占めるようになると、これまでとはお金の使い道も変わってきますし、経済を含め様々なシステムもおのずと変貌を遂げることになるでしょう。

これまでとくらべるとお金の価値も下がると佐藤氏は言っています。ベーシックインカムが導入されるともっとそうなります。

つまり物質で満たされる時代から精神や心が満たされる時代への移行です。

ソーシャルキャピタルとは何か

ソーシャルキャピタルとは訳すと社会関係資本。

人と人の繋がりや信頼関係のものとに作られたネットワークのことです。

定義としては人々の協調行動を活発にすることによって社会の効率性を高めることのできる、「信頼」「規範」「ネットワーク」といった社会組織の特徴。

詳しくは厚生労働省の資料をどうぞ

人と繋がり価値やサービスを共有し合い豊かになっていくようなイメージでしょうか。

専門家の間でもソーシャルキャピタルとは何かという議論はなされ続けています。

このような言葉が議論されるようになったのは先進国での資本主義の行き詰まりにも関係あるのではないでしょうか。

お金と直結する物やサービスだけに価値を見出すことの限界とでもいいましょうか。

物質的価値よりも精神的価値を重要視するのはミレニアル世代以降なのだそうです。それは生まれたときからある程度物質的には満たされてきているからです。

若者がゲームに課金する理由

これからは職業的に生き残っていく上でもこれらの価値の重要性も理解したうえで立ち回るべきだと主張されています。

個人レベルで自分の価値をあげていかないといけない時代

会社は副業を解禁し、社員の生活を全面的に面倒をみない流れが加速していきます。

個人も会社は稼ぐための一つの媒体と捕らえて複数の仕事をこなしていかなくてはなるとのこと。

そうなると企業が経営戦略を練るように個人も自分が生き残るための経営戦略を企業並みにしないといけなくなります。

ちょっと辛い感じもします。

この本を読んで何を馬鹿な!と思うのはおやじ世代。わくわくするのはミレニアル世代以降かもしれません。

文学ユーチューバーという新しいジャンルを開拓して驀進しているベルさんの「お金2.0」のレビューです。

彼女自身がこの本の中に書かれている世界の一部を体現して生きているように思います。

小中学生の子供の貴重な時間を奪ってお金儲けしているユーチューバーは社会になにも貢献していないと思います。

動画を子守として使っている夫婦には少しは役にたっているかもしれませんが、受身で物を考えないお馬鹿な人間に成長する可能性大です。

文学ユーチューバーベルさんのような方が少しずつ増えてきて世の中をよくする流れに向かっているようです。
頼もしいです。