金融理論におけるユージン・ファーマの効率的市場仮説について

2018年6月10日

金融リテラです。こんにちは。

都市別の金融市場のランキングは1位ロンドン、2位ニューヨーク、3位香港、4位シンガポールそして5位が東京となっています。

これらの市場を含む金融市場においての効率的市場仮説とはなにかみていきましょう。

効率的市場仮説の生みの親ユージン・ファーマ

アメリカはマサチューセッツ州、ボストンに1939年に生まれた経済学者ユージン・ファーマ氏は2013年にノーベル経済学賞を受賞しました。

そのベースにあるのが効率的市場仮説。

金融市場は常に情報的かつ効率的なものであるからして、今ある情報は瞬時に市場に反映されるという仮説。

ファーマ氏は効率的市場というものを「価格が利用可能なインフォメーションを常にパーフェクトに反映している市場」というように定義しています。

ファーマ氏の研究が世の中のパッシブ運用の効果アップに貢献したとされています。

そして市場にはバブルなど存在しないというのもユージン・ファーマ氏の主張です。

同じ年にノーベル経済学賞受賞のロバート・シラー氏

1946年デトロイト出身の金融経済学者、行動金融学者であるロバート・シラー氏はイエール大学の教授です。

根拠なき熱狂の作者でファーマ氏とは正反対でバブルが起こりうるとITバブル崩壊やサブプライムローン問題に早くから警鐘をならしていた人物です。

情報のみが金融市場に反映するというファーマ氏に対し、市場参加者の心理的要因を軽視していると真っ向から反対するシラー氏が同じ年に同時受賞したことはちょっとした驚きを世界に与えました。

自分の立ち位地を考えて信奉する金融経済学者を探さないといけない

同じ高級外車ベンツの所有者でも、それを税金対策のために型落ちの中古で買った人と、食費を切り詰めた貯金で新車を買った人では考え方が180度違います。

前者のベンツ所有者を目指すべきであるのは当然です。

そのためには物事の裏表をしっかり知る必要があり、今回あげた二人ののーべる経済学賞受賞者に限れば、シラー氏の書籍の方が金融資産を築くためのヒントが多いと思います。

特に行動経済学の考え方を利用した物事観察はそのような視点を持ち合わせていない人には大変面白く興味深いものです。

超富裕層やハイパーエリート層は行動金融経済学を熟知していてそれをもとに流行を作ったり、市場を操作したりして巨額の富を築いているものと想像します。

ファーマ氏はそのようなエリート層の代弁者で、しっかりと存在する市場の隙を隠すために複雑で分かりにくい理論を駆使して大衆を煙に巻いているという見方もできなくはないです。

こつこつと地道にという真面目で優良な人間が持つべき特徴も維持しつつ、時には正反対の考えも研究したり、取り入れたりして行動したいものです。

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