山本太郎氏の軌跡とれいわ新撰組の奇跡!総理大臣を真剣に狙う男
型破りな人生、山本太郎さん。俳優から政治家へ転身
兵庫県宝塚市に1974年に生まれた山本太郎氏は1歳の時にお父様を亡くし、お母様に育てられました。
お母様はお仕事をされながらもフィリピンの貧しい子供達を支援するボランティア団体に所属し活動されていたそうです。
このようなバックボーンから社会的弱者を労る目線が現在の彼の政治活動にも繋がっていると思います。
箕面自由学園高等学校時代にビートたけしさんがやっていたダンス甲子園に出場し芸能界入りをします。
その後俳優として難波金融伝 ミナミの帝王シリーズなど数々の映画にも出演されました。
2011年の福島原発事故以来反原発運動を開始する
ドイツ語で山本太郎氏が紹介されています。
山本太郎氏は日本で最もよく知られた反核運動の担い手。38歳の若さで(2011年福島原発事故当時)弁舌に長け、恐れを知らず果敢で挑発的です。
2011年まで有名な俳優で50本を越える映画やテレビ映画に出演していました。そこに福島原発事故がおき、山本氏の人生を一変させました。
原発事故が山本太郎氏に与えたインパクトは強烈なものでした。彼の政治家としての原点はまさにこの事故にあるのです。
山本氏は政府と東京電力に対する非難を最初に公にした人達の一人です。
2013年にはヨーロッパ旅行の際にチェルノブイリにも立ち寄り反原発を政治の立場で取り入れなければならないことを再認識しました。
放射脳と呼ばれ原発デマと批判され続ける山本太郎氏
福島の復興と食物汚染は別問題であります。もし本当に福島の食品が健康上危険があるのであれば、食べて応援以外の応援をしないといけません。
事故前と事故後の安全基準は20倍も危険な方向に傾いていますし、国も積極的に危険情報を出そうとはしません。
(white food より)
本当に安全であればどうして諸外国は輸入禁止措置を取るのでしょうか?
呑気なのは関心のない日本人だけではないでしょうか。
だから深刻に受け止めている市民が立ち上がるしかなかったのです。
この本はクラウドファンディングで資金を集め市民4000人が17都道府県の土壌の放射能を測定してマッピングしたものです。
国が動いてくれないのなら市民が動くしかありません。このような動きや流れが山本太郎氏の中にも勿論あるのです。
政府やメディア、NHKの垂れ流す情報だけを鵜呑みにし自らの頭で考えられない者は風評被害と騒ぎたて真実を伝えるものを排除しようとします。
放射能の問題は全く片付かないでこの国に今も垂れ流されています。
安倍政権がただただオリンピックを開催したいがためにアンダーコントロールと嘘をつき、チェルノブイリ事故では到底帰ることができなかったような猛烈に汚染されている地域に人々を戻しているのだとしたらおぞましい事です。
2013年参議院議員に初当選
2012年の「新党今はひとり」を立ち上げ衆議院議員選挙に出馬したときは次点で落選してしまいましたが、翌年の参議院議員選挙では60万票以上を獲得して東京選挙区で4位で初当選しました。
2019年7月れいわ新選組が政党要件を満たす
参議院選挙において、山本太郎氏は比例区では99万票で堂々1位を個人名で得ましたが落選してしまいました。
しかし、れいわ新選組は得票率4%超えと政党要件である2%を超え、政党として認められました。
政党要件を満たしていなかったので、マスコミから黙殺されテレビにもほぼ露出しない情況で戦った選挙でしたが、他の野党がだらしなさすぎるせいもあり、分かりやすく庶民によりそった街頭演説が注目を集め、それらがSNSや動画で拡散されたことも勝因ではないでしょうか。
参院選直後の街頭記者会見の内容が素晴らしい
2時間ありますが、飽きずにみることができます。
それは一般の聴衆者からの質問をバンバン受けながら進行しているからです。
それらの全てに真剣に答えています。もし自分が分からない場合誰か知恵を貸して下さい。という姿勢も好ましいです。
衆院選を睨んでの演説ではありますが、選挙中は選挙カーで自身の名前をがなりあげて連呼し、当落に関係なくその後はなりを潜める輩とは大違いです。
竹中平蔵氏を公然と批判する山本太郎氏
日本を非正規派遣労働社会に変えた上で自分は人材派遣会社パソナの会長になり甘い汁を吸いまくる竹中平蔵氏。国民のための改革ではなく自分の利益のために改革をするという国賊ぶりをいかんなく発揮していると多くの人に言われています。
「竹中平蔵ろくでもねえ」を連呼して聴衆も大いにストレス発散しています。
演説の最後には落選した蓮池透さん、辻村千尋さん、渡辺照子さんが壇上に上がり応援してくれてありがとうと頭を下げています。
山本太郎と周りの人間の誠実さを目の当たりにした時、人々は政権奪取も彼が首相になるということも信じたくなります。