投資で巨万の財産を築いた男のお金の真実・大富豪・本多静六

2019年4月14日

大富豪本多静六氏とはいかなる人物か

埼玉県出身の造園家であり投資家で日本の公園の父と呼ばれた人物です。

1866年生まれ85歳で鬼籍に入っています。

裕福な家庭に生まれたのですが幼いときに父親を失くしたことにより貧乏暮らしを余儀なくさせられますが、学問に励み成績優秀でドイツ留学も果たし、倹約と投資で財をなしますが、退職と同時に財産をほとんど寄付したという素晴らしい人物です。

本多式貯金法とはどのような貯蓄方法か

本多静六さんが25歳の時からやり始めた貯蓄方法をご自身で本多式とおっしゃっています。

ですがその方法は江戸時代に寛政の改革をした松平定信も推奨していたとこのことで何も真新しいことではないとのことです。

四分の一貯金法といって、通常収入の四分の一を是が非でも貯蓄に回します。

そして臨時収入は全額貯金に回します。

ここがミソであると思います。普通の人は臨時収入があると棚から牡丹餅とばかりにパーっと使ってしまうと思います。

しかし人生には臨時収入だけでなく臨時出費もつきものであります。

臨時収入は臨時出費のときのために除けておかねばならないのです。

最初通常収入から四分の一を捻出することは相当に厳しかったと回顧しています。食うものも食わずに節約節制しました。

そして徐々にお金がたまりだすとその貯金を種銭に一部投資に回す。

氏は日本鉄道株を買い後に儲け、秩父の山林をただ同然で買収。

その後木材が値上がりで大もうけしたといいます。

貧乏は人生で必ず経験する。早い時期に体験しておけ

「若い頃贅沢にそだつと後年必ず貧乏になる」そのように本多氏はおっしゃっています。

最近は高校生になってスマートフォンを持つと10万円を余裕で超えるiphoneなどを子供に買い与える親が多いようです。

iPhone分割審査落ちする若者

時給800円で1日八時間、月20日働いてはじめて12万8000円になります。そこまでもし自分で働いたとしたら、子供はその給料全額をiphoneに突っ込むのでしょうか。

何人かの高校生に尋ねてみたところさすがに全額は厳しいという答えが返ってきました。

スマホは2万円台でも質の良いものが余裕で買えます。

ファーウェイの格安スマホは選択肢外になりそうですが、、。

このようなことを子供に教えることも金融教育といえます。

高価なスマホが当たり前に手に入る環境は贅沢です。このように育つと本多氏が言うように後年の貧乏に繋がると思います。

無駄なもの、不必要なものにお金を使うようになると一生搾取される側から逃れられません。

周囲を羨むことなく身分以上の暮らしをやめればお金は貯まる

収入の四分の一を貯金するというのはなかなか大変なことです。

年収1000万円以上の家計の5割は貯金が2000万円以上あるようですが、貯金ゼロの家計も2割います。

この2割の人々は見栄でお金を使っている可能性があります。

この収入だからこのくらいの家に住んでこのくらいの車にのって子供は全員幼稚園から私立で服も良い服を着たいし、たまにはおいしい店で外食したいし海外旅行だって定期的に行きたい!

となるとお金はいくらあっても足りません。

家を買ってしまったのならもう仕方ありませんが、住む場所を自分たちの収入の1ランクも2ランクも下の地域で住むことができればそれだけでどんどんお金が貯まります。

家を買わないことが金融リテラシーを身につける第一歩

派手な服、派手な車に乗っていたらその地域では目立ちますし、必然的に大人しい暮らしができ、他人に羨まれることもなく収入は地域一般より随分上なのですから貯金が増え精神的にかなり余裕がでます。

投資法の前までを要約しました。

本多式貯蓄方の部分に関してまとめました。

その後は本多氏の投資法について多くかかれていますが、時代も違うため今の時代にマッチするわけではありません。

話としてはもちろん面白いのですが。

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Posted by mogu