ベーシックインカム制度を導入せざるを得ない社会がくる可能性

各政府がすべての国民にたいして最低限度の生活を送ることができる金額を保証して配る制度をベーシックインカムといいます。

近い将来ロボットに多くの仕事が代替されるならベーシックインカム導入の流れになる

ロボットや人工知能の発達で人間の仕事がなくなってくるといういうのはもう予測ではなく真実です。

今まで無かった人間の仕事が新しく出てくる可能性ももちろんありますが、全体的にはどうしても減ってしまうでしょう。

働きたいけど働けないという状況が増えれば今は週に40時間とか働いているかもしれませんが、週に20時間とかそれ以下の時間でしか働けない時代がくるかもしれません。

ロボットやAIにできない仕事を獲得できる能力ばかりに目が向いてしまいますが、トップエリートでなければ社会に翻弄されてしまうのがほとんどの人間に当てはまってしまいます。

定時間労働でも収入が維持できたり上昇する見込みなんてあり得ない

本来は人間が仕事をするかわりにロボットがそれをするのであれば世の中ハッピーになってくれないといけません。

ロボットやAIが人間に代わって色々なことをしてくれれば人間は楽できます。

しかし、ここでいう人間とは我々庶民ではなく資本家であるのです。

amazonが安く早く顧客に商品を売り運んでくれる裏には不利な就業規則と低賃金を労働者に押し付けるアマゾン倉庫問題があります。そのような単純作業で労働搾取し莫大な富を築いたジェフ・ベゾスは次にロボットやAIを大投入してそれらの労働者の首を切るでしょう。

資本家がロボットを買って生産活動やサービス活動を回すのであれば、我々庶民は職だけ奪われてしまうことになるのです。

ロボットによって全てが作られれば物やサービスの値段は安くなるでしょう。

ですが、我々もロボットに職を奪われ収入が激減しているでしょうから、値段が安くなってもカツカツかもしれません。

資本家に全ての自由を奪われてしまうかもしれない

仕事がないイコールお金がないに繋がります。

お金がないと発言力もなくなり、色々なことを無条件で受け入れないといけなくなるかもしれません。

例えば新しいスマホをAIが開発してロボットが生産したとします。

その最新スマホは高価で富裕層だけが買えます。

残りの99.9%の人類には安価なPHSを売りつけます。お互い通信だけとれれば充分だろうということで。

なにせ製造現場もそのトップもほとんど人間はいませんので我々の主張など通りません。

よいものは富裕層へ、必要最低限のものは残りの生物へとなったとしても収入の少ない我々にはどうすることもできません。

必要最低限?

必要最低限? 出ましたベーシックインカムです!

仕事はロボットがしちゃうからあなたの仕事なくなりましたね。

じゃあ、不足分政府が補填しますね♪というのがベーシックインカムではないでしょうか。

衣食住、すべてのものが資本家に抑えられてしまえば、ベーシックインカムでばら撒かれたお金も資本家に吸い上げられませんか。

資本家がロボットを使って超粗雑に作った遺伝子組み換えまくりの餌をベーシックインカムを貰って買って食べる。

その餌を食べて病気になったら安価なロボット医師に見てもらいそれもベーシックインカムで支払う。

もともとその餌を食べたら自然に発症する病気で、ロボット医師もその病気の治し方を熟知しているのですぐ直せます。

それで国民も喜ぶみたいな。

これは今すぐのベーシックインカム導入についての予想ではなくロボットやAIに仕事を奪われた後でのベーシックインカム導入についてです。

お前らみたいな低級国民は月7万円で全てなんとかしろby竹中平蔵

このように我らの竹中平蔵先生はおっしゃっています。2020年9月30日の報道1930(TBS)に竹中氏が出演し、年金、医療、生活保護、介護などの社会保障費を全部カットしてそれを財源とし一人あたり月7万円のベーシックインカムを導入すべきだと主張しました。

この番組の終了後竹中平蔵への批判がネットの中で渦巻ました。月7万円でどうやっていけていけばよいのかと。

これに対してジャーナリストの上杉隆氏は世帯に7万円ではなく一人7万円なので4人家族であれば月28万円、5人家族なら35万円で年収420万円となり日本人の平均年収を超える、3人家族でも21万円、そんなに悪いとは思わないと述べています。

なぜかその後の2人家族で14万円、単身世帯なら7万円ということを故意に言わないのですね。

2人で14万円も到底無理ですが、1人7万円では絶対に生活できません。

みずほ情報総研によりますと、2015年の段階でひとり暮らし世帯の数は約1800万人となっていてその数は年々増加しているので2020年現在ではもう2000万人と突破しているかもしれません。

そして若者の一人暮らしよりも高齢者の一人暮らしが多いし増えています。つまり竹中平蔵はこの最も弱い層の2000万人に月7万円充てがい年金、医療、生活保護、介護をカットして死ねと言っているに等しいと思います。

竹中氏のベーシックインカム案は最低限の生活を保障しないものなのでベーシックインカムではありません。国民は騙されないように彼を監視というか国政から排除しないといけません。

竹中平蔵の悪事はこちら