なぜ各国で極右政党が台頭しているのか ― 移民が生んだ“怒りの票”

2025年9月1日

ヨーロッパでもアメリカでも、ここ10年で極右政党の勢力が急拡大している。
だがこれは国民が突然「過激化」したからではない。
移民政策の失敗を既存政党とメディアが無視し続けた結果、不満が一点に集まっただけだ。


ドイツ ― AfDの急伸

メルケル政権の「寛容政策」でシリア難民を大量受け入れたドイツ。

  • ケルン大晦日事件、ベルリンのトラックテロで国民の不安が爆発。

  • 難民の失業率は高止まり、福祉依存層が膨張。

  • 既存政党が問題を直視しなかった結果、**AfD(ドイツのための選択肢)**が地方選挙で第1党を獲得する州も出てきた。

ドイツは長らく「EUの優等生」「欧州経済の機関車」と呼ばれていたが、ここ数年でその地位が揺らいでいる。
移民の多くは高度技能を持たず、人手不足解消どころか財政負担を増やした


フランス ― マリーヌ・ルペンの国民連合

パリ郊外の暴動、イスラム過激派のテロ、文化摩擦。
国民が「もう限界だ」と思う中で、唯一声を上げ続けたのが ルペン率いる国民連合(旧国民戦線)

  • 「フランス人を守る」というシンプルな訴えが共感を集め、支持率は大統領選で常にトップ級。

  • 移民政策の失敗がそのまま彼女の追い風になった。

フランスは「人権の国」「文化と芸術の中心」と呼ばれてきた。
だが移民問題で郊外暴動やテロが相次ぎ、国民の生活不安が高まった。
統合政策は失敗し、移民は社会に溶け込めず福祉依存化。
その不満を吸い上げたのがルペンであり、既存エリートの権威は揺らいでいる。


スウェーデン ― 民主党が第二党へ

理想的な福祉国家とされたスウェーデン。
しかし移民の大量流入で治安が崩壊。

  • 移民系ギャングによる爆破・銃撃事件が日常化。

  • 国民の恐怖と不安が高まる中で、極右と呼ばれた スウェーデン民主党 が国会第二党に躍進。

  • ついに政権に影響を与える存在へ。

スウェーデンは長年「北欧モデルの優等生」「世界一の福祉国家」と称賛されてきた。
しかし大量移民の受け入れで治安が急速に悪化。
爆破事件やギャング犯罪が日常化し、かつての“安全で豊かな理想国家”のイメージは崩壊した。
その怒りの受け皿がスウェーデン民主党であり、既に国政第二党にまで躍進している。


イタリア ― サルヴィーニの「同盟」

地中海から押し寄せる移民に疲弊したイタリア。

  • 港湾都市の治安悪化、財政負担の急増。

  • NGOと政治家が絡む「移民ビジネス」の腐敗も発覚。
    そんな中で「国境を閉じよ」と叫んだ サルヴィーニ率いる同盟 が急伸。
    国民の不満の受け皿は完全に極右に移った。

イタリアは「EU統合の牽引役の一つ」であり、地中海の要衝として誇りを持っていた。
だがアフリカからの移民流入で港湾都市の治安は崩壊し、財政負担も限界に達した。
移民施設の利権化・不正経理も問題化し、政治不信は強まった。
サルヴィーニの同盟が国民の怒りを代弁し、従来の中道政党の地盤は大きく崩れている。


極右は“国民の声”を代弁しているにすぎない

  • 治安崩壊に怒る人。

  • 福祉の不公平に憤る人。

  • 自国文化が失われることに危機感を覚える人。

これらは全て 庶民の普通の感覚である。
だが既存政党は財界や国際世論に縛られ、「人道」「多様性」の美談を優先。
国民の声を無視した結果、唯一受け止めたのが極右だった


マスコミの「極右=悪」レッテル

ここでさらに問題なのはマスコミだ。

  • 国民の不安や怒りを報じず、移民犯罪や暴動を矮小化。

  • 移民制限を訴える声を「差別主義」「排外主義」とレッテル貼り。

  • 結果として、移民に反対する=危険思想という図式が作られた。

しかし実態は違う。
これは 国民の生活を守れという正当な要求であり、極右の主張は単なる「社会の現実の反映」にすぎない。


結論 ― 極右は移民政策の副産物

各国で極右政党が台頭するのは、国民が突然右傾化したからではない。
移民政策の失敗 → 生活と治安の悪化 → 既存政党の無視 → マスコミによる封殺
この連鎖が生んだ「怒りの出口」が極右だったのだ。


👉 ワープア太郎の最後の警告:
「極右台頭を“国民のせい”にするな! 無責任な移民政策と腐ったマスコミこそ元凶だ!」

JICAアフリカホームタウン構想の裏の意図