新宿駆け込み餃子は元犯罪者の再チャレンジを助ける良いお店

元受刑者が仕事を探すのが大変な5つの理由

刑務所を出たばかりの人が仕事を見つけるのは、多くの場合、大変です。

1)記録の問題。
刑務所を出た人は、犯罪歴があるため、雇用主によっては採用をためらわれることがあります。特に、過去の犯罪が職務と関連している場合や、信頼性が求められる職種では、雇用が困難になることがあります。

2)スキル・経験の欠如
刑務所で過ごした期間中、市場で求められるスキルや職業経験を得る機会が限られることがあります。そのため、競争力のある職業市場で仕事を見つけることが難しくなることがあります

3)社会的スティグマ
刑務所を出た人は、社会的な偏見やスティグマに直面することがあります。これにより、人々が彼らに対して不信感を持ち、就労機会が制限されることがあります。

4)ネットワークの欠如
刑務所で過ごした期間中、人々は職業的なネットワークを築く機会がほとんどありません。仕事を見つけるためには、ネットワークが重要な要素であるため、これが大きな障壁となることがあります。

5)心理的な問題
刑務所での経験は、精神的な問題(例えば、うつ病や不安障害)を引き起こすことがあります。これらの問題は、就労能力に悪影響を与えることがあります。

刑務所出所者等の雇用について(厚労省)

厚生労働省と法務省は、2006年度(平成18年度)より、刑務所の出所者などの就労確保を目的として、総合的な就労支援対策を展開しています。

主な取り組みはハローワークと矯正施設が連携して元受刑者の就職支援です。

ハローワークの刑務所出所者等専用求人

インターネット上で一般的な求人情報は公開されていますが、雇用者が意図しない形で刑務所出所者などの雇用が公にならないよう配慮し、また刑務所出所者などの雇用機会を確保するために、一般求職者には非公開とし、ハローワークの職員だけが検索や紹介ができるようになっています。

つまり元受刑者であることを示せばハローワーク職員が出所者を受け入れてくれる企業を探してくれるという寸法です。

新宿駆け込み餃子は元受刑者の受け入れをオープンにしている

新宿駆け込み餃子さんのホームページの「支援」のところに出所者の社会復帰の支援をする旨が書かれています。⇒https://www.kakekomi-gyoza.com/project

上でも書いた社会的スティグマがあるので出所者を支援していることを公にすることをためらう企業も多くあると思います。

悔い改め社会復帰しようとしている人を手助けすることは素晴らしいことだと思います。

新宿駆け込み餃子さんは求人をたくさん出していますが、その際には積極的に出所者を採用しているなどともちろん書いていません。

普通にエントリーして正直に出所者であることを示せばよいでしょう。

このように出所者を支援していることを世間にオープンにして社会貢献してくれる企業が増えてくれることを願います。

犯罪者支援の形も変わらないといけない

経済停滞の上に歯止めのかからない人口減少。貧富の差が広がっているといえども日本においては富裕層の資産も目減りしています。

沈みゆく日本。一億総貧困化なんてことが杞憂であればよいのですが、、。

闇バイト犯罪に安易な気持ちで手を染める人々。犯罪へのハードルが下がっているように感じます。それも貧困がもたらす一つの弊害でしょう。

であれば深い考えなく犯罪を犯してしまった人への支援も必要になってくるということです。このような問題は社会が、そして私達一人一人がきちんと考えて解決すべきことなのです。

そのためにできる1番簡単なことは寛容な心を持ち、更生しようとしている出所者・元犯罪者に悪の烙印を押さないことではないでしょうか。