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ナニワ金融道から学ぶ金融知識一覧 3巻

苦し紛れに設備投資に走る企業が多い

潰れそうな運送会社の社長に400万貸すための保証人として
その社長から独立した23歳の若者もぐり運送業者の社長を選ぶ。

その若い社長は貧乏からなんとか脱出した人で、後輩を雇って
事業を拡大しようとしているのですが、従業員とトラックを
増やした事で運転資金がショートしそうになっています。

新しいトラックを入れることが設備投資になるわけですが、
ローンで購入すると月々の返済もある上に保険やガソリン代維持費など
もかさみます。

一台目のトラックをローンで買ったのが2年前、ローンが200万円
残っている状態で2台目の車をローンで購入しています。

若社長の会社に一番利益をもたらしてくれるのは家具屋さんの
仕事です。家具の配送なので一台のトラックに2名人員が必要と
なります。一台トラックを増やした事で新しく従業員も2人必要に
なりましたから彼らの給料も払わないといけなくなりました。

よって稼ぎも倍になるかもしれませんが、運転資金もこれまでの
2倍必要になってしまったのです。

このように目先の利益にとらわれ、ちょっと先の運転資金を
考えないことで倒産してしまう中小企業があるということです。

青ナンバーが正規の運送業
緑ナンバー取得の条件

若社長は正規の緑ナンバーではなく白ナンバーでやっている
もぐり運送業者です。

1台トラックを所有しているからといって運送業者になれるわけでは
ありません。

車6台以上と運転手が6人以上いないと許可がおりません。
今はまだ2台ですから、あと4台揃えないと申請できません。

自分の会社の品物を顧客に届けるのであれば白ナンバーでも問題は
ないのですが、不特定の顧客に運賃をもらって(下請け)届けるのは
緑ナンバーでないといけません。

この若社長は借金しようとしている運送会社の社長から業務を
委託されて白ナンバーですから違法ということになります。

日本で民間人がウーバーをやると白タク扱いになり違法

緑ナンバーの話がでたついでですが、日本でウーバーをやると
違法となってしまいます。言うまでもなく白タクの白は
白ナンバーという意味です。

白タクをやると道路運送法違反となり3年以下の懲役か300万円以下の
罰金かその両方という全く割りの合わない罪に問われます。

ですが、日本でもウーバーは稼動しています。
呼ぶと緑ナンバーのハイヤーがやってくるので料金も通常のタクシー
よりも高くつきます。

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