病気になる金銭的余裕はないので低所得者である私は肥満を避けたい


ビールとピザで巨漢を維持するアメリカ人男性
トッピングのピーマンとマッシュルームでビタミンが取れていると勘違いしている!?

アメリカの貧困層の深刻な肥満問題について

日本も含めてアジア人の肥満はそれほど注目されていませんが、肥満先進国アメリカでは貧困と肥満には関連性があると長らく言われてきました。その理由として、

  1. 栄養不良:低所得者層は、貧困のために十分な栄養を摂取することができず、高カロリーで低栄養価の食品を選択することが多くなる。
  2. 食料品店のアクセス:低所得者層の多くは、食料品店がない地域に住んでいるため、健康的な食品を手に入れることが困難。
  3. 食習慣:低所得者層は、安価な加工食品やファストフードなど、高カロリーで低栄養価の食品を好む傾向がある。
  4. 運動不足:低所得者層は、運動するための十分な施設や機会にアクセスできないことがある。
  5. ストレス:貧困層は、経済的な不安定性やストレスにさらされることが多く、ストレスは過食や肥満のリスクを高めることが知られている。

これらの要因により、低所得者層は、肥満や肥満関連疾患のリスクが高くなることがあります。肥満は健康に悪影響を及ぼす可能性があり、糖尿病、高血圧、心疾患、がんなどの疾患のリスクを増加させることは常識となっています。

貧困と肥満は関係がないと主張する者もいる

一部の研究者や専門家は、低所得と肥満の関係について否定的な意見を持っています。彼らは、肥満が単にカロリー摂取過多や運動不足によるものであり、経済的な要因とは関係がないと主張しています。

つまり、低所得と肥満の関係は、単純な因果関係ではなく、複数の要因が絡み合っていることが考えられます。それに加えて、肥満や健康に関する問題は個人の責任だけで解決することができないため、社会的な支援や政策の改善が必要であるという意見もあります。

欧米、ラテンアメリカの人々はアジア人よりも太る遺伝子を持っている

肉食中心の高脂肪、高カロリーの西洋式食生活は遺伝子にも影響を与えるので、米や魚、野菜を中心としたアジア人と比べ欧米人+ラテンアメリカの人々はより太る遺伝子を持っていると言えます。

ブラジル、メキシコ、アルゼンチンなどのラテンアメリカの国々はかつては、穀物、豆類、野菜、果物、肉、魚などがバランスよく摂取していました。また、辛味や酸味が利いた調味料を使用することが多く、伝統的な食事は栄養価が高いとされています。


Baiao de Dois(豆と米)ブラジル北部の伝統料理

しかしアメリカ式の食生活が地政学的にはびこり、高カロリー、高脂肪、高糖質の加工食品やファーストフードが普及し、肥満や糖尿病などの生活習慣病が増加しています。

炭水化物と糖尿病が貧乏人の大敵

給料前のスティックパンや具なしパスタは生活をつなぐためにしこたまお世話になってきましたが、どちらも炭水化物です。おかずなし、お米にマヨネーズ醤油ご飯も炭水化物です。

一般的に、炭水化物は食事の全カロリーの45〜65%を占めることが推奨されていますが赤貧の給料前は全カロリーの90~100%が炭水化物で占められてしまいます。

炭水化物は、主に食品中の糖分として消化される栄養素です。糖尿病とは、血液中のグルコース(血糖)のコントロールがうまくいかない状態を指し、血糖値が高くなります。そのため、炭水化物と糖尿病には密接な関係があります。

貧困と糖尿病には密接な関係があります。貧困層においては、糖尿病発症リスクが高く、また治療も困難な場合があります。

貧困層は、健康的な食事を摂ることが困難であることが多く、安価で栄養価の低い加工食品やファストフード、砂糖や脂肪分の多い食品を選ぶ傾向があります。これらの食品は、糖尿病のリスクを高めることがあります。

糖尿病の治療費の月額平均は6000円!

なりたくて糖尿病になるわけではありませんが、薄給から6000円も差し引かれると死活問題です。貧困で死ぬか糖尿病で死ぬかの二択になってしまいます。エクストラチョイスで自死というのも見えてきます。

なんとか糖尿病にならないように食生活と運動に気を使わないといけませんね。