大富豪ビル・ゲイツの読書術は金持ちになれる読書法。貧乏人は本を読まない!

2020年4月1日

ビル・ゲイツがインタビューで明かした読書の重要性

以下ビル・ゲイツがインタビューで語った彼の読書についての考えです。

もしあなたが十分な読書をするならば、物事の間の類似性を見つけることが上手になります。

そして一つの事と別のことの共通点や関連性が見えるようになると、要領がよくなり以前よりもスムーズに物事が進めやすくなります。

大きなフレームワーク(枠組み)を持っていると、そこに色々な物を詰め込むことができるようになります。

自分のフレームワークは読書をすることによって大きくできます。

例えばもしあなたが科学について学びたいとします。

科学の歴史や科学者についての本を読めば、彼らがいつ困難に陥ったのか、どんな道具を使って実験していたのか、どのような考え方が彼らの研究を成功に導いたのかなどを学べます。

読書はそれらの知識を時系列、テーマ別、全体像として効率よく学べます。

そして科学で分かっていることとまだ解明されていないことを知ることができます。

読書することは初期段階では知識がないため理解することと読み進めることに困難をきたします。

しかし知識量が増加するにつれて理解できる範囲が広がり、その範囲に別の知識がフィットするようになってくるのです。

そうするとA「ここに書かれていることはあの領域だな」とかB「これはこれまでの自分の知識とは矛盾しているな」などのような更に知識が深まる読み方ができるようになります。

Aに関しては以前読んだ本を再確認することになりますし、Bについては矛盾を解くために別の本を読むことになります。

本を読むことは悩まされることです。矛盾とよく遭遇するからです。

目的意識と疑問を持たずに漫然と読書すると矛盾など見つからないかもしれません。

そしてそのような受身的読書では本の内容の記憶も薄くなります。

例えばチェス盤にチェスの駒をランダムにならべてチェスプレーヤーに記憶せよ!と頼んでも彼らは記憶できません。

なぜなら適当に並べられた駒にはロジックはありませんし、実践でなりえないような配置やその形になるまでの思考が見えない場合そのデタラメを記憶することは難しいのです。

ビル・ゲイツが実際にやっている具体的読書術・読書法

「私はノンフィクションの本を読むときはノートを取るようにしていますし本自体にも多く書き込みをします。

そしてリラックスして読むのではなく集中して読みます。真剣に考えメモと取りながら理解を深めるようにしています。

本の内容に同意できないときは物凄く読むのに時間がかかります。

今までの自分の考えと相反することが書いてあるとより真剣に読まないといけませんし、深く考えたり調べたりしないといけないからです。

それは時にはフラストレーションがたまり、お願いだから同意できるようなことを書いてくれ!と読み進めながら祈ってしまうこともあります(笑)

ですがその面倒な取り組みが私の思考力アップに大いに繋がっています。

このような読書法をどの本にも行うことは不可能です。

ですから私はその時点で興味がなく(将来興味がでる可能性はあるが)最後まで読めそうにないであろう本は最初から読まないことにしています。

毎日どれだけ忙しくとも夜1時間ちょっと読書することは私のライフスタイルの一部になっています。」

貧乏人は本を読まない。読書量と年収にはある程度相関関係がある

読書量が収入と関係しているのは語るまでもなく当然のことです。

賢い者と愚かな者のどちらがお金儲けがうまいかは前者に決まっています。

ですが、何をどう読むかが大きく関わってきます。

趣味的娯楽としてフィクションを読んでいても年収が上がろう筈がありません。

自己啓発本ばかり読んで読んだときだけやる気になっても年収は一向に上がりません。

論理的思考力のアップと広い知識を使って応用したり新しい物を創造する力が年収をアップさせます。

自分の仕事に関連する分野の本をビル・ゲイツ氏の読書法のように攻撃的、挑戦的、疑問解決的に頭をフル回転させ、メモもとりながら読むことで収入増加に繋がります。

勿論専門分野だけで良いわけではなく直接関係なくても、経済学、心理学、歴史、伝記などからも間接的に関係する事象は多く発見できます。

このように多くの知識を取り込み考えるトレーニングを重ねることでクリエイティブな発想もできるようになりそれが行動にも繋がり結果成果が上がるような仕事に結びつきおのずと年収も上昇するわけです。

ビル・ゲイツの読書量は年間50冊。月間約4冊。その内容は

1週間で1冊読めばだいたい年間50冊となります。

読書好きでミステリーや推理小説、流行文学を読む人はもっと多い冊数になる人は世の中にざらにいます。

それがいけないわけでは勿論ありませんが、お金持ちになりたいならば娯楽要素の多いものばかりでは目的を達成できません。貧困に陥らないための教養としても読書は重要です。

ビル・ゲイツが読む本は主に世の中の仕組みが分かる本です。

2012年から彼のブログであるゲイツノーツ(gates notes)で推薦書を公開しています。

どのような本を読み推薦しているのか見てまいりましょう。

ビル・ゲイツがおすすめする本のリスト。ビルゲイツの本棚

画像はビルゲイツの豪邸の中にある彼専用図書館です。

2012年ビル・ゲイツ推薦本 トップ3

The Better Angels of our Nature:
Why Violence has Declined by Steven Pinker

なぜ暴力は減少しているのか スティーブン・ピンカー

暴力の人類史なら和訳されています。

Deng Xiaoping by Ezra Vogel
現代中国の父鄧小平 エズラ・F.ヴォーゲル

The Quest by Daniel Yergin
探求エネルギーの世紀 ダニエル・ヤーギン
エネルギー問題の未来。

ビルゲイツがおすすめする2013年のトップ3本

The Box  by Marc Levinson
コンテナ物語 マルク・レビンソン
輸送保管コンテナの普及がいかに世界を狭くし経済界に
大きな影響を与えたか。

The Most Powerful Idea in the World by William Rosen
世界で最も強力な発想 翻訳本なし。
蒸気機関の発明がいかに世界に影響を与えたか。

Harvesting the Biosphere by Vaclav Smil
生物圏の収穫。
地球を犠牲にしての収穫に対する批判と警告。

2014年にビル・ゲイツが推薦した本ベスト3

Business Adventures by John Brooks
ビジネスアドベンチャーズ

ウォールストリートの12のストーリー。ニューヨークタイムズベストセラー。ゲイツ氏「今まで読んだ本の中で一番のビジネス書」

Capital in the Twenty-First Century by Thomas Piketty
21世紀の資本 トマ・ピケティー

How Asia Works by Joe Studwell
いかにアジアは機能するか。
日本、台湾、韓国、中国がどのように経済成長したかの分析。

2015年のビルゲイツおすすめ本3冊

The Road to Character by David Brooks
あなた人生の意味 デイヴィッド ブルックス

ニューヨークタイムズ1位 全米60万部NYタイムズのコラムニストが書いた自己啓発本。

Thing Explainer: Complicated Stuff in Simple Words by Randall Munroe

複雑な事象をシンプルな言葉で説明する。NASAでロボット工学を研究している著者の言葉についての知識と理解を深める本。

Being Nixon: A Man Divided by Evan Thomas

ウォーターゲート事件や戦争屋としての悪い面以外のニクソン元大統領の素顔に迫る。

ビル・ゲイツのおすすめトップ3冊 2016年

Shoe Dog by Phil Knight
シュードッグ・靴にすべてを フィル・ナイト

ナイキの共同創業者の一人フィル・ナイト氏の回顧録。戦後日本のオニツカタイガーをうることからナイキは出発した。

The Gene by Siddhartha Mukherjee
ゲノム科学の現在と未来を道徳も含めて論じている。

The Myth of the Strong Leader by Archie Brown
強いリーダーの神話 アーチー・ブラウン

ここ50年の強い政治的リーダーの人物像について。アマゾン販売なし。

2017年のおすすめ2冊

The Best We Could Do by Thi Bui
ベトナム人難民の家族の物語。
アマゾン販売なし。

Evicted: Poverty and Profit in the American Cityby Matthew Desmond
立ち退き:アメリカ都市部の貧困と収益 マシュー・デスモンド

アメリカ・ミルウォーキーに住む8つの家庭に密着取材。うち6つは貧困家庭残り2つは悪質大家。

2018年のおすすめ3冊

Educated, by Tara Westover

17歳でモルモン教の家庭を出るまで学校にも病院にも行った事のなかった女性が教育に飢えてケンブリッジ大学の博士号までとったという回顧録。

Army of None, by Paul Scharre
戦争で使われる自律型ロボットについての本。

Bad Blood by John Carreyrou

シリコンバレーのスタートアップ企業の秘密と嘘。入念に練られた詐欺、企業陰謀、倒産。シリコンバレーの闇。

推薦本のほとんどが英語のタイトルしかないものでしたが、アマゾンで入手することができます。キンドル版でればペーパーバックよりも安く買うことができるので良い時代になりました。

英語の読解力をあげるための専門トレーニングはこちら

日本語の本だけでなく英語の本もスラスラ読めればさらにお金を稼げるようになります。

アマゾンがやっている本の読み放題サービスであるキンドルアンリミテッドなら月額980円で洋書もたくさん読むことができます。

2000円のハードカバーの本を月4冊読めばそれだけで8000円にもなってしまいます。余裕で元が取れます。
金額で元が取れるとか言っている私の発想自体がとても貧困なのですが、、、

ビル・ゲイツはワクチンで人口削減しようとしている悪魔なのか