インドの大富豪ムケシュ・アンバニの世界一の大豪邸・ビジネスと妻
インドの大富豪ムケシュ・アンバニの世界一の大豪邸・ビジネスと妻
カースト制度もまだ残っていて国民の6割ほどが農業に従事し彼らの月収は1万円程度。近代化が進むにつれて格差が拡大しています。
持つものは大富豪、持たざるものは乞食。
前世の行いが悪かったからとカースト制度の中にすら入れない不可触賤民(アウトカースト)はしかたがないと自分たちの人生を諦めています。
インドでの成功の秘訣は生まれおちた家柄だけによるのでしょうか。
リライアンス・インダストリーズの会長インド一の富豪ムケシュ・アンバニ氏
インドの石油化学を基盤としたコングロマリット、リライアンスインダストリーズの会長さんです。
フォーブス誌によりますと2019年3月時点でアジアで1位、世界では13位の富豪とされています。
ムケシュ・アンバニ氏はイ1957年イエメン生まれのムンバイ育ちです。
現在は辞職していますが、2011年にはバンクオブアメリカのディレクターとしてアメリカ人以外として初めて迎え入れられました。
当然ですが世界にも影響力を持っています。
クリケットのインディアンプレミアリーグに参加しているムンバイインディアンズのオーナーでもあります。
世界一の豪邸(1000億)内部を動画で
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総工費は1000億円とされていますが、現在の物件価値は2000億円とのことです。
世界で一番高いのはバッキンガム宮殿の5000億円ですが、個人の所有としてはアンバニ氏が一位となります。
27階建ての建物ですが、各階の天井がとても高い作りになっていますので、実際には50階、60階相当の高さとなります。
最初の6階分は立体駐車場になっっていて、168台分の車を格納することができます。
屋上には3台分のヘリポートがあります。
住宅のヘリポート設置はムンバイの法律に触れていますが、彼はなんらかの手段で対応しています。
ヘリポートの真下の階にはヘリコプターを誘導するためのコントロールルームがあります。
ヘルスセンターと呼ばれているセクションには、スイミングプールヨガスタジオ、ダンススタジオ、ジムなどがあります。
舞踏場の天井にはクリスタルのシャンデリアが数多く設置されています。
インドの厳しい暑さから逃れるためのスノールームなる部屋まであります。人口で氷や雪を作れる部屋です。
全室冷房完備でしょうから市井の人から見ると意味不明に思えるのですが何かしらの思惑があるのでしょう。
この家を維持するスタッフは総勢600人!
これだけの建物ですから多くスタッフはいるとは思いましたが600人とは凄まじいです。
従業員600人は日本で言うと大企業。ビジネスと関係ない家のお手伝いさんで600人抱えているなんて仰天です。
家だけで600人分の雇用を満たしていると考えるとある意味慈善家なのかもしれません。
ムケシュ・アンバニ氏の妻ニタ・アンバニさん
超資産家のアンビニ氏と結婚したニタさんですが、彼女自身Dhirubhai インターナショナルスクールを運営しており、インド経済界で大きな力をもっています。
インド人女性として初めてIOC(国際オリンピック委員会)のメンバーにも選出されました。
アートコレクターとしても知られており彼らの豪邸には多くの美術品があります。
アンバニ氏イギリスの玩具店ハムリーズを買収
創業259年を誇るイギリスの世界最古の玩具店ハムリーズを67ミリオンポンドでアンバニ氏が2019年5月に買収しました。
アンバニ氏はインドの29の都市、88店舗ですでにハムリーズのフランチャイズ店を出していました。
ハムリーズは世界最大の玩具店で、18の国に167店舗あります。
日本でも2018年にバンダイナムコアミューズメントとフランチャイズ契約を結び、横浜と博多に店舗があります。横浜の横浜ワールドポーターズ1階、2階を占める店舗は世界的にも大きいものとなっています。
半数の88店舗がインドにあるということで影響力も強くなり、香港のC Banner International Holdingsから今回買収しました。
アンバニ氏は現在インドでアマゾンとウォールマートと小売の激しい競争をしており、ハムリーズの買収で優位に立とうと目論んでいるとされています。
コングロマリットとしてコアエネルギービジネスと小売の両輪を回しに回し帝国拡大を続けたい模様です。