ユーリ・ミルナー、ロシアの投資家は総資産3500億円
フォーブス大富豪ランキング597位のロシア人投資家
ユーリ・ミルナー氏は1961年モスクワ生まれのユダヤ系ロシア人です。イスラエルの市民権も持っています。
フォーブスの大富豪ランキングでは総資産3500億円で世界第597位にいます。
Facebook、Twitter、WhatsAppなどに早い時期に投資し利益をあげ、売り払ったのちに音楽ストリーミングサービスのSpotify(創業2006年スウェーデン)や民泊のAirbnb(創業2008年アメリカ)に投資しているようです。
Facebookの創業は2004年、Twitter2006年、WhatsAppは2009年です。WhatsAppは2014年にFacebookに買収されています。
GAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)の終焉が近いというような記事をよく見かけますが、ユーリ・ミルナー氏はもうこれらには投資せず、中国のスマホメーカーXiaomi(シャオミ)などに投資しているようです。
ユーリ・ミルナー氏の投資会社DST Globalが投資しているテック企業
Xiaomi。2010年設立の中国スマホメーカー
中国語では小米科技。2010年中国のエンジェル投資家雷軍によって設立されました。
2019年の中国スマホの中国国内シェアは1位ファーウェイ、2位VIVO、3位OPPO、4位Xiaomiとなっています。トップ4は全て中国のメーカーで5位にやっとアップルが入ってきています。
stripe(ストライプ)アメリカのオンライン決済サービスプロバイダー
創設2012年。イーロン・マスクなどからも投資を受けて会社は成長し続けています。
現在19カ国で決済手段として使われています。Paypallを追い越す日がくるかもしれません。
国を隔てた送金は銀行や郵便局だけでなく技術の進化で一昔より随分と簡単になり選択肢も増えました。
しかし、交際的に税逃れを許さない風潮になっており新しい手段を使う際の身分証明が厳しくなっているのが現状です。
Khatabook(カタブック)2018年創設インド
Khatabookは昨年できたばかりの中小企業向けアカウンティングサービスプロバイダー。情報が少なすぎてイマイチ何をやっている会社かわからないのでカタブックのコマーシャルをみてみましょう。
すみません。もっとわからなくなりました(笑)スマホで管理できる会計アプリでしょうか。
DealShare(ディールシェア)2018年創設インド
経済発展が著しいインドではありますが、まだまだ貧困層も多いです。友人や親戚と一緒にまとめて買い物ができるアプリを作っています。ある程度量があれば無料で配達してくれる等のサービスも付随してくるようです。
知り合いとまとめ買いさせることで貧困層の消費を促すというインドならではのビジネスモデルだと思います。
このDealShareに対してはユーリ・ミルナー氏のDST Globalに加えてアメリカの未公開株投資会社Matrix Partners(マトリクスパートナーズ)やFalcon Edge Capital(ファルコンエッジキャピタル)、2004年にeBayの創設者ピエール・オミダイアによって設立された慈善事業に投資する会社Omidyar Networkやエンジェル投資家などによって投資がなされています。
弱者を食い物にする貧困ビジネスでないと良いのですが、、、。
世界的に投資マネーの行き場がないと言われている中でスタートアップ企業に投資する大富豪
中国はともかく、インドのスタートアップ企業などについての情報は我々日本人にはなかなかはいってきません。
オミダイアネットワークではありませんが、大富豪ネットワークによって情報が共有され、美味しい投資先を知ることができ、世の中で認知されるようになったら売り払うという手法で資産・財産を雪だるま式に増やしているのですね。
ユーリ・ミルナーの桁違いな豪邸
シリコンバレーにあるユーリ・ミルナー氏の豪邸は上空から見るともはや家というより要塞といった感じです。
120億円ほどしたそうですが、評価額は60億円だそうで、支払い過ぎたとマスコミに言われています。
このような要塞を日々管理するにはどれくらいの使用人が必要なのでしょうか。