高知県出身の貧困を克服した芸能人・有名人

高知県の有名人で極貧から立身出世を果たした人でまず思い浮かべるのは坂本龍馬です。

土佐藩の下級武士の家に生まれた龍馬は家が非常に貧しく、幼少期から家計を助けるために働きましたし、学費が払えず学校を退学せざるを得ないこともありました。

高知県は全国的に見ても人口の減少や高齢化が進んでいる地域です。大学進学を機に都会に出た若者は返ってきませんし、子どもの貧困、高齢者の貧困も問題になっています。

現代日本の有名人で坂本龍馬の魂を受けつぐ高知県出身の有名人をみていきましょう。

西原理恵子さん漫画家・エッセイスト

高知県高知市の漁師町で生まれた西原理恵子さんの実父はアル中で3歳の頃なくなり、養父はギャンブル中毒の女好きととんでもない家庭で育ちました。

彼女のエッセイや漫画は、自身の体験をもとにしたリアルでユーモラスな作品が多く、彼女の幼少期や若いころの貧困に関するエピソードが時折描かれています。

ぼくんちはサイズも大きく絵本のようなカラーの漫画ですが、絶対に子供に見せてはいけないお下劣なものですが、貧困を明るく描いていてたまに読み返したくなる良い作品です。

また女性がどう生きるべきかを書いたものやお金に関するエッセーも多く出しており、世の中の底辺でくすぶっている人々への愛を私は一貧乏人として感じます。

高知東生さんは麻薬依存も克服した強い男

たかちと呼びますがその名前に高知県が入っている高知東生さんは高知県高知市出身です。

両親がいない状態で祖母に育てられ、母親はいたものの実はヤクザの愛人で、そのヤクザは彼の本当の父ではなく、実母は高校卒業時に自殺するという過酷すぎる人生を歩んでこられました。

2016年に覚醒剤と大麻所持で逮捕されましたが、その後ギャンブル依存や薬物依存の方を手助けする活動をされています。

人生はいくつになってもやり直せることを教えてくれます。

間寛平さんコメディアン宿毛市出身

ご自身が生まれる前にお父様を病気で亡くされているのですが、お母様が再婚した男性が間生で彼を愛情持って育ててくれたので今も間の名を使っています。

心優しい寛平さんは先輩芸人の借金の連帯保証人になったり、ビジネスで失敗したり、はたまた阪神淡路大震災で家を失ったりと借金人生を歩んでこられました。

アースマラソンで地球一周し、前立腺がんまで克服した超人間寛平さんの秘密はこの本を読めばわかります。

また人気youtubeチャンネルである街録chでも間寛平さんの長時間インタビューが見られます。

吉田類さんはシングルマザーの貧困家庭出身

高知県高岡郡仁淀村出身の吉田類さんは3歳の時のお父様を亡くしお母様に愛情を持って育てられました。

高校卒業後に欧米諸国を絵画を勉強しながら放浪しイラストレーターや本の執筆を30を過ぎてやりはじめました。

酒場放浪記を見ていると、飄々とした雰囲気を漂わせながら嫌味のない人との接し方が垣間見られます。

今ではかなりの高年収だとは思いますが、貧しい頃から今のステージまで幅広い人間を見てきた経験からどんな人をも愛情を持って関わっているように見受けます。

今回紹介した5人の有名人の方を見習って私ワープア太郎も貧困と戦って行こうと思います。