村上ファンドの村上世彰氏は娘さんの絢さんと共に日本を救おうとしている?

2018年5月17日


2006年ニッポン放送買占め事件。村上ファンドの村上世彰氏はインサイダー取引容疑で逮捕されました。

華僑の息子として生まれた村上氏は父親に金融教育を受けていたと思われます。株式投資歴は小学生の頃から。

裁判を経て最終的には2011年に懲役2年執行猶予3年、罰金300万円と追徴金約11億4900万円の有罪判決が確定しました。

その間にも保釈金を合計7億円ほど払っています。

2007年 村上世彰氏はチャリティ・プラットフォームの理事に就任

チャリティー・プラットフォームは社会貢献のための資金を寄付などで募り必要としているところに提供しているNPO団体です。

地域活性化、教育、自然環境保護、障碍者支援、食糧問題など様々な社会活動の後押しをしている素晴らしい団体にみえます。

現在の代表理事は娘さんの村上絢氏が務められています。

株式会社C&I Holdings(シーアンドアイ ホールディングス)のCEO村上絢氏

フランチャイズ加盟店開発事業をしていたC&Iホールディングは2012年に倒産して絢さんのお父様である世彰氏が引き継ぎました。

慶応大学を卒業したあとモルガン・スタンレーMUFG証券に入社なさった才媛。シーアンドアイのCEOには2015年になっています。

現在は村上家の資産だけを運用する会社となっています。

そのシーアンドアイがつい最近まで世間を賑わせていたのが黒田電気との対立でした。

結果MBKパートナーズという投資ファンドの傘下に黒田電気はなり、2018年3月15日で上場廃止となりました。

村上 世彰氏の生涯投資家は一読の価値あり

村上ファンドとして堀江貴文氏と同様に利益至上主義者だと世間に思われてしまっている世彰氏ですが、この本を読むと氏がそのような人物ではないと瞬間思ってしまいます。

マスコミは視聴率を上げるために世の中が「悪いことをして自業自得だ!」と溜飲を下げるようなニュースに演出することが商売です。

その際、本人の主張などは取り上げられませんから、このような本を読まないとどんな人物なのかは一生分かりません。

勿論本人が述べていることが100%真実ではないかもしれませんが。

竹中平蔵氏と真っ向からやりあっていた植草一秀教授が痴漢で逮捕されたのと似たような匂いがします。私は教授は冤罪であると考えている者です。

コーポレートガバナンスを徹底させようという強い意志と情熱

会社が経営者のみの集金装置とならないように企業を監視することによって投資をしている株主に不利益を与えないようにする取り組みがコーポレートガバナンスです。

それがいかに重要であるかをこの本では村上氏は述べています。

日本は他の先進国より遅れをとっていること。そこにメスをいれて自分が改革したかったことなど。志が非常に高いように思えました。本当であれば。

このような人物を面白おかしくマスコミが叩き、それを見た人もこけおろし、シンガポールなどに追いやってしまう。

そうやって優秀な人物はどんどん海外に流失してしまい益々日本がダメになっていきます。

実際もう遅いのかもしれませんが、このような国や国民の体質を変えていかないと日本が再び浮上する日は永遠にこないのではないかと思ってしまいます。

金融リテラシートップ


金融人物

Posted by mogu