ケネス・グリフィン・ヘッジファンドの帝王が所有する世界各国にある豪邸

ヘッジファンドのドン、ケネス・グリフィンはCITADEL LLCの創業者で総資産1兆円以上

1968年生まれのケネス・グリフィン氏はシカゴが本拠地のヘッジファンCITADEL・LCCの創業者で総資産額は11.8ビリオンドルです。1兆円超えていますね。

2018年フォーブス400では45位にランクインしています。

2018年、多くのヘッジファンドが軒並み損失をだしましたが、CITADELは)9.1%のリターンを叩き出しました。

CITADEL(シタデルは砦の意味)は世界最大のヘッジファンドの一つであり、1990年に創設されました。

20年以上創業を続けているヘッジファンドは3%しかないのですがCITADELはもうすぐ創業30年を迎えようとしています。まさにモンスターカンパニーです。

2016年の段階で管理している資産は29ビリオンドル(3兆円ほど)、2002年からはシタデルセキュリティーズというマーケットメーカーもしており金融情報専門誌バロンズから最大の評価を受けています。

これまでに700億円ほど寄付もしている慈善家としての顔も持ちます。

マイケル・J・フォックス基金に10億円を寄付

映画バック・トゥ・ザ・フューチャーでおなじみの元ハリウッド俳優マイケル・J・フォックスさんは自身が30歳の時にパーキンソン病にかかりました。俳優活動引退後にマイケル・J・フォックス パーキンソン病リサーチ財団(MJFF)を立ち上げパーキンソン病の研究や病理解明に尽力されています。

パーキンソン病には根本的な治療法が未だ見つかっていないのですが、iPs細胞が脳機能回復に効果があるかもしれないと研究が進められています。

最先端の医学領域なので当然お金も非常にかかります。

2019年9月、ケネス・グリフィン氏はMJFFとチームを共同で立ち上げそのプロジェクトに10億円出しました。

つまりただお金を寄付するのではなくMJFFと一緒にパーキンソン病と闘っていく意思を表明したのです。

グリフィン氏はこれまで芸術や教育に多く寄付をしてきました。しかし数年前に彼のお父様がパーキンソン病と診断されこれからは医療分野にも貢献していきたいと考えたそうです。

心あるお金持ちが増えると世界は変わるのですね。

2019年100億円でフロリダ・パームビーチの土地を買い増し

もともと17エーカー分の区画をパームビーチに購入していましたが、新たに3.7エーカー分を約100億円で追加購入したそうです。

上の画像の中央。ビーチ正面からどんどん奥に買い増しているのだと思います。奥には湖があるようで、ビーチと湖の間の区画を全て買いたい模様です。

2012年あたりからこの区画を徐々に買い増しており合計で260億円ほどに達しています。

この区画は元ロサンゼル・ドジャーズのオーナー・フランク・マコート氏から購入しました。大富豪ジョージ・リンデマン氏(2018年に死去)のために建てられた750坪の大邸宅も含まれています。

しかしグリフィン氏は建物には興味はなく、取り壊しに全く躊躇しないようです。

セントラルパークのコンドミニアムは238億円

情報をお金に変える武器としての英語の学び方

2019年に購入されたコンドミニアムのペントハウスとあわせて4フロアの大人買いです。79階建ての建物です。

1月の段階ではまだ建設中で完成していない物件です。

1ドル100円換算で238億円です。住宅として売られたものの中でアメリカ史上最も高値です。

家具や照明などまったくないサラの状態で売られていますので、グリフィン氏が内装を更にお金をかけて整えていきます。

ニューヨークにあるグリフィン氏のオフィスとこのコンドミニアムはすぐ近くなので地下鉄に乗ることなく通える立地なのだそうです。

ニューヨーク物件購入の一日前にロンドンで購入された物件

122億円で購入したロンドンの邸宅はイギリス亡命中のフランス元大統領シャルル・ドゴールが住んでいた所でもあります。

バッキンガム宮殿まで歩いてすぐ、築200年のこの豪邸は2008年からロンドンで一番高い物件とされてきました。

ブレグジット問題でイギリスの住宅価格が下落しているところをグリフィン氏が随分と値を下げたところで購入しました。

グリフィン氏の地元シカゴの大豪邸

このタワーマンションのやっぱり最上階から4フロア約60億円で購入したようです。ここもマンハッタンのタワマンと同様に家具等付いていないサラの状態で購入しています。

各地域で一番高い物件をここ数年で次々に購入しています。合計750億円ほど使っています。実際に住むというよりは不動産投資目的でやっている感じもします。

ケネス・グリフィン氏の資産は約1兆円。1000億円が10個で1兆円ですから、資産の約10分の1を不動産投資に回したことになります。なかなか本気の投資と言えますね。

お金持ちの動向にはいつもヒントが隠されていますね。

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