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世界金融の総本山シティ・オブ・ロンドンのこれから

テムズ川からみたシティーオブロンドン。

中央の細長い卵のようなビルは30 St Mary Axe。
所有者はスイス再保険です。

イギリスの首都ロンドンのど真ん中に
シティオブロンドンが鎮座している

赤丸をつけたところがシティオブロンドンの場所です。
この小さいスクエアマイル(約3平方キロメートルほど)がイギリス全土、
そしてウォール街を含む世界の金融を支配しています。

驚くべきことにその地図上の範囲は中世以来ほとんど変化していません。

独自の市長、税制、法律を持っている

ロンドンとシティオブロンドンは混同しやすいですが別物です。
よってそれぞれに市長がいます。

2016年にイスラム系で初の市長になりニュースを賑わせた
サディク・カーン氏は一般に言うロンドン市長です。

世界に知られるロンドン市長は Mayor of London 。
一方シティオブロンドンの市長は Load Mayor of London 。

2017年のロードメーヤーオブロンドンは第690で
チャールズボーマン氏となっています。

警察もロンドン警視庁とは別のシティーオブロンドンポリスを設置しています。

シティの歴史は中世にさかのぼる

日本ではニューヨークのウォール街のほうが有名ですね。
しかし歴史的にはシティのほうがずっと古いです。歴史の浅い国
アメリカと比べたら当たり前ですが。

シティの原形は中世のギルドまでさかのぼります。
ギルドは商業や工業の独占を目指し非常に排他的である同業者の
組合です。中世に発展しました。

そしてシティには今でも影響力の高い同業組合が12あります。
同業組合会社自体は今でもリヴァリ・カンパニー(Livery company)
として残っておりその数は100を超えています。

3つほどあげてみますと、Mercers’ Company、Grocers’ Hall
The Drapers’ Company。全然有名じゃありませんね。

このような我々にとってはちょっとなじみがないような会社も
シティーを構成している要素なのです。というか実は
本体なのかもしれません。

シティの正式名称はシティオブロンドンコーポレーション。
コーポレーションはまさに自治体。

ギルドは16世紀になって衰退したとされていますが、
過去においては王権との癒着などもあり既得権益の獲得に
熱心でもありました。

過去と同じではないにしろギルドというものが今でも綿綿と
受け継がれシティに存在しているという事実を認識していると
イギリスという国を理解する一助となりそうです。

次はシティに鎮座するイングランド銀行についてです。

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